地球
私は激怒した。 彼の言葉はあまりにも乱暴で粗雑なものであったからだ。
彼女は嘆いた。彼のその言葉があまりにも美しく、儚いものであったから。
男は喚いた。彼の言葉は、まるで男の意に反していたから。
世界は泣いた。この惑星に生まれた運命を。この壮大な宇宙の中でたった一つの生命体を生んだことを。
創造神は、無から闇を、闇から光を生み出した。
世界に初めに生まれたのがアダムとイヴ。彼らは罪を犯し、楽園を追放された。
全ての人間に罪と罰があり、犯すことで大切なものを失う。
ある時は楽園を。ある時には人間であるべき権利を失った。
今こそ、人間が神に報いるときではないだろうか。
神を超えよ。
我らこそが、新人類となるのだ。