陽光と風
8月中に2回更新成功!
この調子で2週間に1回更新したいなぁ…。
とりあえず全校生徒を3人で起こしたのだが、正直言うと俺と真耶はほとんど何もしていないに等しい。
まあ簡単に言うと出番がないのだ。
だって二人とも気絶の対処法なんて体を安定させてとりあえず救急車を呼ぶくらいしかできない。
しかし場合が場合だから救急車も呼べない。
ならどうするか。
結論を言うと……もう玖葉一人でいいんじゃないかな?
発見とかいうチートのせいで次々とその人の意識を取り戻す方法を『発見』していく。
「おーい、おーい、起きろー」
とりあえず空輝は近くで気絶していた同級生を一人起こそうと頬をペチペチと叩く。
「……うぅ…何故僕は倒れて…?」
正直頬をすこし叩くだけで起きるとは思ってなかったので若干びっくりする。
だが、次の瞬間にもっと驚く事が起こる。
「君は……神緒空輝くんか…」
そう言って立ち上がろうとする彼の顔をみると分かった。
「うわぁ…」
思わず口から声が漏れる。
めんどくさいやつに関わってしまった。
「この高校で一番イケメンな僕を知らないはずもないだろうけど一応自己紹介しよう!鎌田真だ!」
確かに知らない奴は居ないだろう。
確かに校内で一番かっこいいであろう男なのだから。
だがこいつはそれ以上にウザい。
校内で一番ウザいのもまたこの男だろう。
「理由は分からないけど、気絶した僕を助けてくれたんだろう?ありがとう!」
ウザいくらいのイケメンスマイル…というよりただ単にウザい笑顔と共に握手を求めてくる一人の男。
なんでこんなやつがかっこいいんだろ……。
「あ、ああ。礼はいいよ…」
「いやいや、こんなにもイケメンな僕でも失敗はするさ。それを助けてくれた君もイケメンだよ!」
そういいながらウインクして、斜め上の方向に顔を向けて髪を掻き上げる。
そしてキメ顔で言い放つのは
「まあ、僕には及ばないけどね」
いっそ拍手をしたくなるくらいのナルシストだ。
しかしイケメンのキメ顔だから普通にかっこいいのがなおムカつく。
周りの女子の反応は3つに別れる。
キャーキャーと歓声をあげる女子と、冷めた目でみる女子、そして引く女子。
「せっかくだ、サインしてあげようか?」
そんな事を冗談でなく言えるこいつはバカなんだろう。
好きなアーティストやスポーツ選手のサインなら大歓迎だが、こいつのサインをもらった所でなんの得もない。
「いや大丈夫だ。ありがとな」
「遠慮はいいさ!」
丁重にお断りさせていただきます。
だから何故たかが高校のなんの変哲もない一生徒からのサインに遠慮せにゃならんのだ。
「…はっ!まさか…すまないな空輝くん…これではイケメン失格だ」
え?なぜにそんなに落ち込んでる?
…なんか俺トラウマ抉ったりした?
「そうか…君は僕に無理強いをしてしまっていたのか…」
やっと分かってくれたか…!
信じてたぞ!
「イケメンであれ!と…」
そうじゃないだろ?
もっと別の無理強いがあるだろ?
あれ?イケメンってなんだっけ?
なんかもうゲシュタルト崩壊してきた。
「こんな簡単なことにも気づかないなんて…ありがとう、君はイケメンだ!」
そう言うと嵐のように去って行った。
「テル〜!こっち手伝って〜!」
真耶の声が聞こえる。
声の方向に目を向けるとどうやら気絶の際に怪我をした人達を保険室まで運んでいるようだ。
まあ、要するに男手が欲しいのだろう。
あいつ何故か筋肉はそんなについてないからなぁ。
なのに何故かパンチでコンクリを貫けるし、蹴りで鉄を折れるのだ。
本当に何故だろう?
「テル〜!早く〜!」
ん、これ以上待たせると流石に怒りそうだからさっさと行こう。
「ああ!今行く!」
何故か周りの女子はニヤニヤしながら俺と真耶を見ていたが気にしない。
………男どもの負の視線も知らない。
題名と名前でいろいろ分かった人も居るだろうけど…気にしない(キリッ




