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アマテラス  作者: red star
17/21

陽光達の考察

と、とりあえずギリギリ一ヶ月は回避ですね…。


お待たせしてすいませんm(_ _)m


結界が解かれ、全ての音がなくなったこの学校に立っているのは3人。

いや、立っている『人間』はたった一人だ。


「あいつ…何が目的で…」


空輝は真耶の呟きを聞いて思考を巡らせていく。


「テルを狙ったのが一番濃厚な線なんだけど…」


「学校ごと襲う理由だろ?そこが分からない。七術七法セプテットは秘匿するものなら、俺らだけを狙うのが一番効率がいい筈なのに、何で相手の魔術師は学校をまるごと襲ったのか」


秘匿を破れば恐らく何らかの罰が加えられる。

そうでもしないと秘匿を守らずに好き勝手やる奴らが居るからだろう。

逆に秘匿さえされていれば好き勝手やってもいいという側面もあるわけだが。


様々な思考を巡らせていた空輝だが、玖葉の次の言葉で思考は止まる事になる。


「なるほど…『不死者の王』ヴァンパイアか…!」


今何と言った?

ヴァンパイア、吸血鬼ということか?


なるほど、それなら秘匿なぞ気にする必要はない。

人間が勝手に作った規則に人間以外の種族が従う必要はないからだ。


しかし…


「何で分かったんだ?」


「……発見。それが僕の超能力サイキックだから、それを使わせてもらった」


玖葉は少し顔を顰めて言った。

発見という事は『見つけられる』と同時に『見つけてしまう』という事でもある。


おこがましい話ではあるが、顔を顰めた理由が少し分かった気がして自分を戒める。


あと超能力サイキックか…能力スキルとは全く別物の超常の能力。

知ってはいるが、どういうものなのかはさっぱり分からない。


自分からは行き方が分からないから行けないが、カマエルに頼んでミカエルと会わせてもらったら説明してもらうか…何時間説明が掛かるのやら…。


そしてもう一つ。

言い方は悪いが、吸血鬼ごときに不死者の王なんていう立派な称号があるのとはどういうことなのか。


…正直言うと十字架向けられて逃げていく姿しか思い浮かばない訳だが。


「あと、ヴァンパイアって不死者の王なのか?ただの吸血鬼ではなく?」


玖葉は横に首を振ると空輝にヴァンパイアの認識の間違いを正す為に説明をし始める。


「ヴァンパイアは吸血鬼と言われるが、まず前提としてそこが間違い。ヴァンパイアが血を吸う必要はない。ドラキュラとヴァンパイアは別物だ」


ドラキュラとヴァンパイアが別物なのは知っていた。


ドラキュラはブラム・ストーカーが書いた小説の主人公の名前でしかない。

吸血鬼ドラキュラ

確かそんな名前の小説だったはずだ。


吸血鬼ドラキュラというキーワードで空輝の止まっていた思考が再び動き出す。

ドラキュラとは主人公の名前だ。

主人公の名前を小説に使うのはよくある事だ。


しかし、何故『吸血鬼ドラキュラ』なのか。

もしも主人公がヴァンパイアなら吸血鬼ではない。


そして吸血鬼とドラキュラは同じでありながら、ヴァンパイアと吸血鬼は別物。

つまり…


「つまり、吸血鬼というものは『吸血鬼ドラキュラ』という小説の主人公だけしか該当しないということか?」


玖葉は少し瞠目してから頷くと、もう一度説明を始める


「そういうことだ。つまりヴァンパイアと吸血鬼は等号で結ばれない。吸血鬼は血を吸って、血を吸った人間を眷属にする。だがヴァンパイアはそんなことはしない」


吸血鬼とヴァンパイアは全くの別物だが、吸血鬼とヴァンパイアは混同され、同一視・・・される。


「なんて面倒な…」


空輝は舌打ちをしたい気分に駆られる。


そうつまりは今までヴァンパイアの弱点とされてたものは全てドラキュラの弱点。


つまり、ドラキュラに十字架は弱点だが、ヴァンパイアに十字架を向けた所で何もおこらないだろう。


あと有名なのは太陽の光。


これが弱点ならどれだけ助かったか…なんて事を考えるが、恐らくヴァンパイアに太陽の光は効かない。


「あと不死者の王ということに関してだが、本当に不死な訳じゃないぞ?」


不死じゃないのに不死者の王?

どういう事だ?意味が全く分からない。


「ヴァンパイアは常に生と死の狭間に居る。つまりいつでも死ねるし、いつでも生き返れる。なおかつ奴らは神を除く生命体としては最高レベルの身体能力だ」


なるほど。

死んでも生き返り、異常な身体能力を持つ…厄介なんてもんじゃないな。


「…だが、勝機はある」


玖葉が苦虫を噛み潰したような顔をして言う。


「なるほど…お前の超能力サイキックに逆転の目があるのか」


玖葉は少し困ったような表情をしてから、告げた。


「正確には僕の能力スキルなんだけどね」


2つも使えるなんて…とんだチートじゃねぇか…。


「二人ともさ」


真耶の声に俺と玖葉が同時に振り返る。


「盛り上がってる所悪いけどとりあえずみんなの事起こさない?」


辺りを見回せば当たり前ながら3人以外の全員が倒れている。


死屍累々といってもいいかもしれない。


「………とりあえずそこからだね」


玖葉の一言から校舎内の全員の意識を取り戻させるというひどく手間と時間の掛かる作業が開始された。

今回はいろいろ触れましたが、核心には全く触れませんでしたねw


次話ではどうにか説明をしてみたいんですが…やっぱりもう一話か二話はないとキツイですねw


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