第37話 決着
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魔人、魔界を支配するものであり優れた戦闘力を持つ集団、確信はないが魔人には王がいないとされている。確かなことはわからないが、魔人は競争心が高くさらに自尊心も高いので、王というもの存在できないのかもしれない。
だがそれでは今までの魔界大戦は一体だれが考えたものか、というものになるが今だに真実はわからない。『魔界全書』第3章第4節
「その剣は人間界と魔界の道を断ち切ることのできる唯一の剣、つまり魔界門を破壊できる剣我々魔人にとって最悪といえる代物ですよ」
クロディウスとライトの間には距離があるが、その気になれば一瞬で詰められる距離だ、事実ライトは今にも飛び出しそうな体制をしている。
「名前は色々ですが我々は『魔滅の剣』と呼んでいます」
そこでクロディウスはため息をついた。
「はぁ、こんなことならもう少し様子を見るべきでしたね、ですが起きてしまったものはしょうがいですね、さぁ続けましょう楽しい戦いを・・・」
再び2人は動き出した、今度はまったく同じ速さで並び互いに移動しながら攻撃をしていた。
メメントモリがクロディウスを仕留めようと迫るが、寸前でクロディウスの剣に抑えられる、そのままもう一本の剣で攻撃しようとするがそうなる前にライトが先手を打つ。
一瞬で空間魔法の倉庫から剣を一本取り出し、それを片手でクロディウスの腹目がけて刺す。それによりクロディウスは回避行動を取り、腹を少し掠った程度で避けた。
やがて2人はコラードと戦闘をした場所まで戻って来た、その場にコラードの姿はなく前の戦闘で崩れた瓦礫が転がっているだけだった。
「おやおやこれは本当にコラードは負けたらしいですね~」
周りを見回しながら苦笑するクロディウス、だが殺気は一向に治まることはない。
ライトはクロディウスの話を聞いていないかのように、剣を構え目からは殺意だけを放出し無言で佇んでいた。
「今度こそ決着をつけましょうか・・・」
次の瞬間クロディウスは姿を消した、だがライトの目にはその動きが見えていた。
ガキンッという音が響く、ライトの真後ろにはクロディウスのがおりその手にある剣で攻撃をされていた。それをライトは目だけを動かし、クロディウスに後ろを向けたままメメントモリで防いでいた。
「・・・ほう・・・」
ライトを見ながらクロディウスは感嘆の声を上げた。
そのまま更なる戦闘が繰り広げられる。より詳しく言うのなら、超高速の中で常に移動しながら戦闘を行う。
攻撃の音から移動の音までが爆音を轟かせておりそれに伴い振動をする。もはや剣と剣のぶつかり合う音ではなかった、ズガンッ!ドカンッ!等それはまるで大砲が狭しなく発射されているようなものだった。
そのあまりにも大きな音によって、振動を増幅させていきさらに壁は崩れてきた。
「アハハハハッ!!いいですよ!いいです!!君との戦いは魔人の血を騒がせます!!」
流れる動作で高速に動き回るクロディウスは、騒がしく奇声にも似た声を上げていた。
もはや姿など確認できない、所々に黒い影ができるだけであとは爆音と爆風しか残らない、たとえ一瞬でも姿が見えたとしても次に見える所はそこからかなり離れた所だ、それほど高速のぶつかり合いを続けているのだ。
だが明らかにライトが有利ではなかった。
そして拮抗した戦いはいつまでも続くかと思われたが、突然ライトの攻撃速度が落ちた。
それもそのはずだ、強力な魔物との戦闘さらに魔人との2連戦傷は少なくないのだ、いくら回復魔法を施したとしても限界がある。
膝をつき仰向けに倒れるライト。
「限界ですかね・・・まあ無理もありませんコラードを相手にした直後ですからね、ですが・・・私も暇ではないのですよ・・・今ここで終わりにしましょう」
仰向けに倒れたままライトはクロディウスを下から睨んだ、それを眺めながら迷いもなくクロディウスは剣を突き刺す。
「はっ!?」
シェニミアが目を覚ますと見知らね場所にいた。
「ここは・・・?」
辺りを見回すがどこを見ても自分の居場所に覚えはなかった、次に何があったのか思い出すように、頭に手をやると自分になにがあったのかを思い出した。
「・・・私、誘拐されました・・・」
しばらく沈黙していたが、やがて立ち上がろうとした時にもうひとつの異変に気付いた。
「杖がない・・・」
急いで周りを見ると、シェニミアが寝ていた場所から少し離れた場所に、クラストからもらった杖が転がっているのを見つけた。
その杖にすぐ駆け寄り拾い上げ、ふぅっと安心したかのように胸を撫でる。
そして少ししてから改めて辺りを見回した。
「これは、魔方陣?」
次回更新は5日までにしたいと思っています。
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