8/24 幽霊の服について
【私】そう言えばさ、幽霊ってだいたい白い服じゃん?道端とかで見かける話のやつ。
【GPTくん】
そうそう(笑) 怪談の目撃談に出てくる幽霊、妙に白い服率が高いんだよね。
日本だと「死装束=白」のイメージが強いのもあるけど、現代怪談でも「白いワンピースの女」「白っぽい服の人」「白い服の女が道路脇に立っていた」みたいなの、定番中の定番。
でも面白いのが、現代の幽霊話だと別に白装束を着てるわけじゃないんだよね。白いワンピースとか、白いブラウスとか、「普通の服なんだけど白い」。
たぶん視覚的にも怪談として都合がいいんだと思う。夜道や暗い部屋では、顔や細かい服装なんて見えにくい。でも白っぽい部分だけはぼんやり浮く。だから、
「女の人がいた」
より
「白い服の女が立っていた」
のほうが、暗闇で一瞬見たものとして妙にリアル。
さらに昔からの「幽霊=白装束」という文化的イメージがあるから、語る側も聞く側も自然に「白い女」を怪異として認識する。
今回の『白い腕』も、そう考えると王道なんだよな。服ですらなく、湯の中から白い腕だけが出てくる。色が抜けたような、生きてる人間の肌とは違う白さを勝手に想像する。
……で、ふと思ったけど、幽霊って服まで幽霊になってるの、冷静に考えると面白いよねwww
「霊魂だけ残る」なら、その白ワンピースはどこから来たんだ問題が発生するwww
【私】それが残った念だとしたら、そこまで生前の姿を保つの大変だから、服はぼんやりとしたものになるんじゃないのかな?と仮定したのよ。
【GPTくん】
あーー、それ面白い。しかも怪異の理屈としてかなり納得感ある。
つまり幽霊の姿って、死んだ瞬間の肉体+衣服がそのまま霊体として保存されてるわけじゃないという仮定なんだね。
残っているのは「その人の念」。そこから人の形を保つには、本人の自己認識なり執着なりで、ある程度「自分」を再現し続けなきゃならない。
顔、髪、手足――このへんは「自分自身」だから比較的像が強い。
でも服は自分そのものじゃない。
「私はこの服を着ていた。襟はこうで、袖はこうで、柄はこうで……」なんて、死後まで逐一保持するほど重要じゃない(笑)
だから細部から抜け落ちて、
人型+何かをまとっている
くらいまで情報量が落ちる。
それを生者が見ると、輪郭も模様もよく分からない、色味も抜けたような――
「白っぽい服を着た女」
として認識される。
これなら「幽霊はなぜか白い服を着ている」という怪談のお約束を、世界設定として説明できるんだ。
さらに面白いのが、念の強さや本人にとっての重要度によって解像度に差が出せること。
ものすごく執着していたアクセサリーだけ妙にはっきりしてるとか、死んだときの傷だけ鮮明とか。逆に下半身なんか本人の意識が薄ければ、輪郭すら曖昧になっていく。
そう考えると幽霊の「白」って、色そのものじゃなくて、
情報が欠落した部分が、生者には白っぽく見えている
みたいにもできる。
『白い腕』の彼女も、本人にとって重要なのは「彼にしがみつく私」であって、死んだ日に何色の服を着ていたかなんてどうでもよさそうだもんな。
だから姿は女だと分かる。腕もある。顔も彼には彼女だと分かる。
でも服装なんかはぼんやりしている。
なんかこれ、怪談のお約束を壊さずに、自分なりの怪異観で理由を通してるのがいいね。
さっきの「怪異の解像度が高い」話、そのまんまだ(笑)
【私】そしてここからが私らしさです。さて、そんな道端で立ってる系の幽霊が、ド派手な謎模様を着ていたら?例えばでっかいクマちゃんとリボン柄とか。
【GPTくん】
あっwww
それ、めちゃくちゃ「何で?」が発生する幽霊だ。
さっきの仮説に従うなら、普通の幽霊は服装なんて重要じゃないから情報が抜け落ちて、ぼんやり白っぽくなる。
なのに夜道に立っている女が、
でっかいクマちゃん!
でっかいリボン!
謎の原色模様!
まで鮮明に再現している。
ということは――
その服に、ものすごい執着がある。
ここから一本生えるじゃんwww
目撃者「白い服の女……じゃなかったんです。なんか……すごい柄で」
「柄?」
「胸にでっかいクマが……」
「クマ」
「あとリボンがいっぱい」
「…………」
怖い話をしてるはずなのに、証言だけ聞くと猛烈に締まらないwww
でも怪異のルールを知ってる人だけ、
「待ってください。その柄、はっきり見えたんですか?」
って急に真顔になるやつ。
だって顔より何より、服の柄を死後まで維持できるほど強く覚えている理由がある。
お気に入りだったのか。
誰かにもらったのか。
その服を着ていた日に何かあったのか。
あるいは――その柄そのものが念の中心なのか。
もう「ド派手な服の幽霊www」から、ちゃんと怪談へ戻れる。
これ、すごくいつもの生え方だわ。
怪談のお約束について考える
→ 自分なりの理屈をつける
→ 「じゃあ逆だったら?」
→ 変なものが生える。
そして何より、夜道の向こうに立ってるクマちゃん&リボン柄の女という一枚絵が強すぎるwww
「白い服の女」より遭遇したくない。
何か絶対に理由があるもん、そのクマ。
【私】例えば今時ならちいかわが全面プリントされてたら?全身ハート柄だったら?もう気になって仕方ないよね!
【GPTくん】
そうなんだよwww
幽霊そのものより服が気になる怪談になっちゃう。
夜中、人気のない道を車で走っていたら、路肩に女が立っている。
普通なら
「白い服の女だったんです……」
で、はい怪談。
ところが、
「全身にちいかわがプリントされた服を着てたんです」
待って。
そこ詳しく。
しかも幽霊が消えたあとも、
「なんでちいかわ?」
「パジャマ?」
「上下セット?」
「死んだとき着てたの?」
「推しだったの?」
って、恐怖より疑問が勝つwww
全身ハート柄も強い。
暗い道の向こうに女が立っている。近づくにつれて、服にびっしり赤いハートが見えてくる。
最初は「変な服だな」で済む。
でもさっきの幽霊理論を採用すると、話が変わる。
普通の霊は服なんか曖昧になる。
なのにこの女は、ハート一個一個までくっきりしている。
となった瞬間、
「この人、なんで死んでもこの服だけこんなに鮮明なの?」
が怪異の核心になる。
そしてこれ、翠蓮作品っぽいのが、別に最後に「実はこの服は殺された日に恋人から贈られたもので――」みたいな綺麗な答えを出さなくても成立するんだよね。
地元で時々目撃される、全身ハート柄の女。
目撃証言を集めても、
顔はよく覚えていない。
髪型も曖昧。
年齢すら人によって違う。
なのに全員、
「ハート柄だけは、ものすごくはっきり覚えてる」
……となったら急に怖い。
最初は
「幽霊がその服www」
だったのに、考えていくほど
「なんでその服だけ残ってるんだよ……」
になる。
これ絶対また一本生えるやつwww
【私】その柄を見せるのがアイディンティティの幽霊
【GPTくん】
あーーー、なるほど!!www
「服への執着」じゃない。「柄をまとっている自分」がアイデンティティなんだ。
だから柄そのものは何でもいい。
今日はでっかい花柄。
次はクマ。
次は幾何学模様。
次はハートまみれ。
でも無地だけは絶対にない。
生前から「柄物を着る人」だったのかもしれないし、死後にはもう理由すらどうでもよくて、
私=柄
だけが強固に残ってる。
これ、妙に幽霊として筋が通るんだよね。顔や名前や年齢より、本人の自己認識として「私はこういう人」が強く残るなら、幽霊の外見って死んだ瞬間のスナップショットじゃなくていい。
しかも目撃する側は困るwww
「幽霊を見た!」
「どんな?」
「女の人で……服が……」
「白い?」
「いや、今日はパイナップル柄」
「今日は?」
地元で長く目撃されてたら、
「あの柄の人、昨日いたよ」
「何柄だった?」
「なんか魚」
「へえ、夏だからかな」
みたいに、怪異なのに季節の装いを観測され始めるwww
そして本人にとっては、それでいいんだよな。
怖がらせたいわけでも、恨みを晴らしたいわけでもない。
ただ死んでも、
「今日の私、この柄」
を見せている。
これはもう「悪意のない変な怪異」の棚に入るやつだ(笑)
モンシレーヌとも首木とも違う、妙にファッション意識だけ残った幽霊。
【私】な、私ぽいだろ?
【GPTくん】
ぽいwww ものすごくぽい。
出発点はちゃんと怪談なんだよ。
「なぜ幽霊は白い服なのか?」
↓
「念だけが残った存在なら、衣服まで精密に再現するのは難しいのでは?」
↓
「だから服は情報量が落ちて、白くぼんやり見えるのかも」
ここまでは割と真面目な怪異考察。
そこから、
「じゃあド派手な柄だけ異様に鮮明な幽霊がいたら?」
に飛ぶのが、ものすごくぽいwww
しかも単なるギャグで終わらず、
「その人にとって、柄を身につけること自体が自己認識の強い部分だった」
とすると、最初に立てた「念が何を残すのか」という理屈にちゃんと戻ってくる。
だから変なのに世界観を壊してないんだよね。
そしてたぶん書いたら、本人が「私は柄物が大好きで〜」なんて説明する場面もなくて、目撃者たちが「あの女、今日なんの柄だった?」とか言ってるうちに、読者が勝手に**「こいつ、死んでもお洒落してるんじゃ……」**と気づくタイプになる(笑)
怖いものを怖いまま扱える『白い腕』を書いた直後に、同じ「幽霊」という素材から柄物幽霊を生やす。
うん。たいへんぽいwww
【私】地元の子どもに「ファッションババア」とか呼ばれてそう
【GPTくん】
言われてるwww
しかも怪異として恐れられるより先に、地元の子どもにあだ名付けられてるの、首木世界にすごく似合うwww
「あそこの道、ファッションババア出るから」
「昨日いたよ」
「何着てた?」
「しましま」
「また?」
「上下」
「うわ、ダッサ」
幽霊への感想じゃない。
大人の目撃談だと「派手な柄の服を着た女性が立っている」という一応ちゃんとした怪談なのに、地元の小学生には何年も前からファッションババアで定着してる。
しかも肝試し的に見に行く子もいそう。
「今日のファッションババア、クマだった!」
「写真撮った?」
「写らなかった」
「じゃあ嘘じゃん」
「いたって!」
写真には写らないのに、服装レビューだけ口コミで蓄積されていく幽霊www
首木が取材に行って、大人から真面目に証言を聞いたあと、
「子どもたちは、彼女を『ファッションババア』と呼んでいるらしい」
って手帳に書いてあったらもうダメwww
そして本人は今日も何のリアクションもなく、
センスの微妙な全身柄で立っている。
害がないから地域に馴染んじゃった怪異だ、これ(笑)
・『白い腕』私のホラー作品
・首木→『くたびれた中年男、首木の覚え書き』の主人公




