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限界JK  作者: 櫻 羽紗
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episode1.最初の友達

誰かに共感してほしい。そんな気持ちで書いてみました!


世の中の女子高生は、何を思い、何を感じているのか。これはほんの一例ですが、私が実際に経験したことを元にしています。


拙い文ですが、ぜひどうぞ。

限界だ。


身の丈に合わない友達とつるみ

身の丈に合わない恋をし

身の丈に合わないグレ方をした。


全ては"陰キャ"と思われたくなくて。


本当はこの人たちとは気が合わないし

本当はあの人と釣り合わないこともわかってるし

本当は私は真面目だ。


本当の自分を隠して飛び込んだ高校生活は、決して楽なものではなかった。


これは、そんな私の高校生活の話。



高校では、たくさん友達を作ろうと思ってた。キラキラしたような、周りからは一目置かれるような。


いわゆる"陽キャ"の友達。


もう華のJKだし、私だってキラキラしたい。中学の頃とは違うんだ。



中学は、少し失敗した。別に、友達と仲が良くなかった訳では無い。むしろ、それなりに楽しかった。


でも、気がかりなのは、私が"陰キャ"だったということ。


自分が好きなものを好きと言い、自分の気が合う友達とだけ話していたら、いつもの間にか周りから取り残されていた。変に気を使われているように感じ、孤独を感じていた。



だから、高校生になったら変わろうと決心していた。周りと上手く馴染み、友達が多く、明るいキャピキャピしたイメージ。私がずっと憧れている、"陽キャ"のイメージ。


そんな"陽キャ"に、私もなりたかった。



だから今日、この入学式の日が勝負なのだ。


緊張で静まり返った教室。誰もが様子を伺い、どんな人がいるのか視察しているような、そんな空気。


隣を見てみると、顔面が整った、ロングヘアの可愛い女の子が座っていた。スクールカーストで言うと、一軍か二軍に属すタイプだろう。


まずはこの人に話しかけようか。いや、流石にこの空気の中で声を発するのは難しい。まだタイミングはあるだろうから、声をかけるのは後にしよう。


そんな葛藤を一人でしていると、校内放送がかかった。入学式が始まるから、体育館に移動して欲しい、との事だった。


(移動するか…)


重い腰を持ち上げて、体育館へ向かう。と言っても、新しい学校で場所は全然分からないので、前の人について行く。


(友達、できるかな)


そんな不安を抱きながら。



一通り入学式を終え、教室へ戻る。クラスでは、同じ中学校だったのであろう人達が写真を撮り始めていた。既に話せる人が同じ教室にいるのは、少し羨ましい。そしてあの二人は、"陽キャ"に属すタイプだろう。仲良くなる、とまではいかなくても、せめて気軽に話せるくらいには距離を縮めたい。今がチャンスか。


「わ、私も一緒に写真撮りたい、です」


どもったあぁ!元々"陰キャ"だった私にはやっぱりハードルは高かったか。いや、でも言えた。頑張った。


「いいよ、一緒に撮ろー!」

「これからよろしくね」


おお、やっぱりコミュ力が違うな。友達を作りなれてると言うか、なんと言うか。


とにかくまあ、第一段階クリアだ。向こうからインスタ繋がろって言ってきたから、連絡先もゲット。初日の"陰キャ"としては、かなり頑張っただろう。



次の日も、その次の日も、土日明けの月曜日も、その"陽キャ"と一緒にいるようになった。学校の帰りに、ファストフード店に寄り道しに行くこともあった。


やっぱり話のテンションについていくのは、疲れちゃうし体力も使う。笑顔を作って、とりあえず笑って、捨てられないように気を使って。


でも、"陽キャ"に混じってるっていうだけで、優越感を感じるというか、自分も"陽キャ"になった気になれるというか、高校デビューは成功したな、とか思ってしまう。自分の身の丈にあってないグループだということは、重々承知だ。だけど、あんなに遠かった"陽キャ"という存在が、自分の名前を友達のように呼んでいるのが、気持ちよかったんだ。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます!


どんなことでも構いません。感想、よろしくお願いします!

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