灯火
キャンプファイヤー行きたいなー(*´ー`*)
ここに灯火がございます。
真っ暗な闇を照らす、灯火でございます。
その色は、赤かったり、オレンジだったり、黄色だったり、青だったり。
大変に、魅力あふれる唯一の、灯火。
揺れる灯火は、何に揺れているのでしょうか。
不安。
恐れ。
悲しみ。
葛藤。
揺れたところで、灯火は灯火。
闇を照らす、明かりだという事です。
大切に、大切にしなければ。
ふうと、吹き消してしまったら。
深い闇の中で、灯火を再びともすことは、大変に難しいのです。
火打石は、闇に紛れて見つからず。
火をともす場所すら闇に紛れて見つからず。
何も見えず、ただ時間ばかりが、過ぎてゆく。
灯火は、自らがともした、あなたの炎。
誰かに炎を分けてもらったら、それは貴方の炎ではなくなってしまう。
誰かの炎をもらった事実が、自分の炎をかき消してしまう。
誰かの炎が、自分の闇を照らす事実に、打ちのめされてしまう。
とても、とても、か弱い灯火。
不安に思う事もあるかもしれません。
けれど、あなたの闇を照らすのは、あなたの灯火でなければならないと私は思うのです。
消えてしまったら、火はもらわなければ、いけないのです。
消してしまう、その前に。
じっと、か弱い灯火を見つめて。
炎が、大きくなると信じて。
炎を育てて、ゆくのです。
燃え盛る炎の中で、あなたは闇を、共にあるものだと気づくでしょう。
闇があなたと共にあるものだと知るでしょう。
闇は、身を置く場所ではなく。
炎で照らされるべき舞台であると、気付くでしょう。




