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なれのはて


いやあ、実におかしなことになりましてね。


確かに初めは、小さな、小さな存在だったのです。


ところが、少しづつ、力のようなものを蓄えはじめましてね。


ええ、少しづつ、少しづつ、積み重ねていったのですよ。


何もできない、弱い存在だったのですがね。


いつしか、倒れ込むことが、無くなりまして。


いつしか、まっすぐ前を向く日々が続くようになりまして。


気が付けば、毎日確実に一歩づつ歩くようになっておったのです。


気が付けば、毎日確実に何かを得るようになっておったのです。


ええ、私の物語は、まだ続いておりますとも。


この先、何がどうなるのか、見当はつきませんがね。


今、私は化け物と呼ばれております。


今、私は凡人の成れの果てと言われております。


ただの弱い存在だった私の成れの果てが…化け物だなんてね。


元々化け物の素養があったとまで言われておるのです。


ええ、元々ひ弱な存在でしかなかった私がです。


ええ、皆が踏み潰していった私の事を言っておるのです。


今化け物であるから、そのような戯言がまかり通っているのでしょう。


ですから、私は今の状態をゴールとするわけにはいかんのです。


化け物と呼ばれて、それを受け入れてしまったら、化け物で終わるしかないでしょう。


ええ、私は、化け物で終わるつもりはないのです。


いつか、必ず…神になれると、信じて進んでおるのですよ。


大それたことを言っている自覚はありますがね。


成れの果ての先には、何かがあると信じておるのです。


成れの果てで終わってなるものかと、前を向いておるのです。


はは、おかしな話ですかな?


はは、腹立たしい話に聞こえてしまいましたかな!!!


ただの戯言と、聞き流していただけたらよいのです。


化け物の戯言ととらえていただいて結構ですとも。


ただ、その認識は、いつか変わると私は信じておりますがね?


いつか私の言葉が、神の名言となる日が来ると、信じておりますがね?


誰かの言葉は、私には必要ないのですよ!!!


私は私の信じるものを握りしめて、前に進むだけですなあ!!!


化け物で終わらせたくてたまらない、いわゆる成れの果てどもに、ぎゃあぎゃあ言われたくはないですからなあ!!!


はっはっはっ!!!!


では、この辺で…失礼いたしますぞ!!!



これにて、ごめん!!!!


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