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カードレース・スタンピード!!  作者: 能登川メイ
episode 8 本当の悪の目覚め。???vs良襖&千里vs???
91/190

バーチャルルールブック Ver.2.1.0

■はじめに


《カードレース・スタンピード!!》は、サーキットを戦場とし、相手より速く駆け抜ける事で勝利に至るカードゲームです。




■カードの解説



スタンピードには『マシン』と『アシスト』、そして『イベント』の三種類のカードが存在します。



◆マシン

このゲームの主役であるカードです。


《グレイトフル・トレイン》✝①

ギア3マシン②④ スカーレット・ローズ③

POW10000⑤ DEF10000⑥

【自身がセンターである/コスト・自分の場のギア1を自身の下に置く】ターン終了時まで、このマシンのステータスにコストカードのステータスを加える。⑦




◆アシスト

ゲームをサポートするカードです。


《進路妨害》✝①

ギア3アシスト②④ スカーレット・ローズ③

相手は次の自身のエンドフェイズまで、自分のマシンが行動可能ならセンターを攻撃しなければならない。この効果は自分のセンターがギア1になった場合、または自分のセンターのマシンカードが二枚以下になった場合解除される。⑦




◆イベント

ゲームを「盛り上げる」カード。バリアのようにマシンを庇ったり、文字通りレイドイベントのような役割を持ったりします。



《バブルコート》✝①

ギア2イベント②④ シュガーマウンテン③ HP5000⑧

【イベントはマシンゾーンに置く。攻撃を受ける度に相手のPOWの分HPを減らし、0になったら破壊する】

【進路妨害】

【このカードの破壊時/場札一枚を疲労】山札から 《バブルコート》一枚を手札に加える。⑦












①名前……このカードの名前です。


②ギア……このカードの「重さ」を示す数値です。多いほど呼びづらいことになります。

また走行の際の速度としても参照されるため、より高いギアのマシンを呼ぶほど早くゴールできることになります。


③クラス……このカードの所属分けを指します。同じクラスでデッキを組む事で戦いやすくなります。


④種別……このカードがマシンまたはアシスト、あるいはイベントである事を示しています。


⑤パワー……マシンの攻撃力。高いほど攻撃の時に有利になります。


⑥ディフェンス……マシンの守備力。高いほど攻撃を受けるときに有利になります。


⑦効果……このマシン/アシスト/イベントの効果。ゲームを有利に進めるものや、他の効果が強すぎる場合のデメリットが記載されています。


⑧HP……体力。マシンの攻撃により減少し、0になった時イベントは破壊されます。現在はイベントにのみ設定されています。






■ゲーム開始前



◆フィールドの準備

このゲームは便宜上、以下のようなフィールドでプレイします。


 山札   チューン

 捨札《 》《∀》《 》

   《 》《A》《 》捨札

      チューン  山札   



《 》はマシン及びイベント置き場。《A》と《∀》はセンターマシン置き場となります。

センターには常に一台以上のマシンが置かれていなければなりません。そのためセンターにマシンが一枚しか無い場合、そのマシンは何があろうと絶対にフィールドを離れません。




◆山札の準備


・互いに紙とペン、そして山札を用意する。この山札は以下のルールを守る必要があります。


●40枚ちょうどである。


●同名カードはデッキに4枚まで。


●特殊クラス《ステアリング》を持つカードは三種類までしか投入できない。


●ギア1マシンを最低一枚は投入する。



◆ファーストマシンの設置


山札からギア1マシン一枚を選択し、裏にしてセンターに設置する。



◆山札のシャッフル

残る39枚の山札をお互いにシャッフルする。スタンピード世界では自動ですが、紙のカードで遊ぶ場合はお互いの信頼のもと慎重に行いましょう。



◆山札の設置及びドロー

山札を山札置き場に設置し、カードを五枚裏向きのまま引く。この時点では確認しません。



◆先行後攻の選択

じゃんけんを行い、勝ったほうが先行か後攻かを決める。ただしお互いの同意の上なら省略や別の手段による決定も行えます。



◆走行距離の用意

用意した紙に20と記載します。スタンピード世界ではもちろん自動で処理されます。



◆レース開始!

最初のギア1マシンを公開。互いに手札を確認し、先行を得た側からゲームを進行します。



■ゲームの流れ


ゲームは五つのフェイズに分けて進行します。



◆ドローフェイズ

デッキからカードを一枚ドローします。



◆リペアフェイズ

疲労状態の自分のカードを全て回復します。



◆メインフェイズ

主に走行、バトルの準備を行うフェイズです。手札から任意の場所にマシンを呼び出せます。

ただし以下の制約があります。



●センターの枠に置くマシンは、ギア1の上にギア2、その上にギア3……といったように、登りの続き番号になるように重ねて行かなければならりません。

また、重ねる対象は同じクラスでなければなりません。


●センター以外の枠のマシンは、センター以下のギアを持つマシンしか呼び出せません。

センターのギアが並走するマシンのギア以下に下がった場合、それらは手札に戻します。


●往復ターン数を超えるギアを持つマシンは使用できない。

先行一ターン目のプレイヤーはギア1しか使用できず、後攻一ターン目(往復二ターン目)はギア2まで……と徐々に解放されていきます。




◆バトルフェイズ



マシンによる行動を行います。マシンの行動には以下のものがあります。



●攻撃

マシンカードを横にする=疲労させる事で取れる行動。相手マシンまたはイベントを選んで攻撃し、マシン相手なら攻撃側のPOWと被攻撃側のDEFを比較して下回った方を破壊、捨て札とします。同値なら両方破壊します。

イベントカードに攻撃した場合、攻撃側のPOWの数値分で被攻撃側のHPを一方的に削ります。この時0まで減らせたなら破壊します。



攻撃は二体以上のマシンで連携して行う事もできます。その場合、攻撃側のPOWの合計と被攻撃側のDEFを比較し同様の処理を行います。連携攻撃側の数値が下回った場合は連携した全てのマシンが破壊されてしまいます。



●走行

マシンを疲労させることで取れるもう一つの行動。マシンに記載されたギアの分だけ、自分の残り走行距離を減らします。このとき0にできたらそのプレイヤーの勝利となります。




◆エンドフェイズ

ターンを終了し、相手のドローフェイズに移行します。



尚上記の流れの中で、基本的に使用可能なあらゆるアシストとイベント、及びマシン効果はどのフェイズのどんなタイミングでも使用できます。

ただし、全てのアシストとイベントはセンターマシンが「自身と同じクラスで同値以上のギア」の場合のみ使用できます。




以上の流れを繰り返し、先に自分の残り走行距離を0にする=ゴールしたプレイヤーの勝利となります。





■備考


◆山札切れの処理

山札が切れ、その次のドローを行う場合、そのプレイヤーは代わりにゲームに敗北します。ドロー以外でデッキの中身を要する処理は不発となります。


◆特殊クラス《ステアリング》

ステアリングはあらゆるクラスとして扱う特殊なクラスです。ステアリング・アシストはセンターのクラスがなんであれ使用でき、ステアリング・マシン及びイベントはあらゆるカードと重ね合えるのです。


◆マシンのステータスの目安

マシンのステータスは、ギアによってある程度決まっています。このため、効果によってこのラインを大きく上回れれば頼もしいということになります。

また、POWとDEFはどちらかに偏れば偏る程に使いやすくなります。このため、あまりにも偏る場合は合計値が削られる場合もあります。

もちろん、強力な効果を持つ場合はこれ以下のパワー、ディフェンスとなる事もあります。


●POWとDEFの合計……

 ・ギア1……7000未満

 ・ギア2……15000程度

 ・ギア3……20000程度

 ・ギア4……25000程度

 ・ギア5……30000程度



◆センターの取扱い

センターを攻撃や効果で破壊した場合、下になっていたマシンが露出します。元から場にはあるため、この露出で【登場時】の効果は基本的に発動しません。

センターのみ、いくつものマシン置き場が重なって存在しているようなものと考えると良いかもしれません。



◆各種特殊な効果

このゲームには、レースを盛り上げるためのカテゴリ効果がいくつか存在します。ここではいくつかを紹介します。



●【進路妨害】

この効果を持つマシンまたはイベントが存在している限り、相手はマシンで走行できず、これを持つカードしか攻撃できません。


●【二回行動】

行動後に一度だけ回復できます。ただし同一のカードを場から離して再び呼び出しても、回復できるのは一度のみです。

主にギア4以降の切り札級のマシンが持っています。


●【ゲストカード】

強力すぎるカードに付けられるデメリット効果。センターに置くことも走行する事もできません。主に支援型のマシンがコレを持ちます。


●【デミ・ゲストカード】

センターに置くために手順を要する、センターでなければ走行出来ないカード。これを持つカードはかなり希少ですが、いずれも強力な効果の持ち主ばかりです。


●【デッドヒートXX】

相手が走行するたび、記載された数値の分だけ自分も走行します。例えば《デッドヒート2》なら2ずつ走行して行きます。デッドヒートに対してデッドヒートは反応せず、走行なので進路妨害で不発になります。


●【ドラゴンジーナス】

龍族のカード。ドラゴンジーナスを名指しで指定されない限り『マシンを対象とする効果』の一切を受け付けません。


●【クラッシュ】

接触能力。相手を追い越すか追い越されるかした場合に発動します。

強力な効果が多いため、あえて先行する相手との車間距離を離すのも戦術のひとつです。


●【ゴールキーパー】/【レクイエムキーパー】

相手がゴールしそうな時/あらゆる敗北を迎えそうな時に手札から使える効果。敗北に割り込んで効果を処理できます。

基本的に遅延用の効果を持っており、より長期に渡ってレースを楽しめるようになります。







バーチャルルールブック 

 2.0.0……3月25日 第一稿 確定……

2.1.0……8月26日 第二稿 修正……

2.1.1……8月18日 第三稿 修正……

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