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カードレース・スタンピード!!  作者: 能登川メイ
節目の決戦。千里vs魔王・夜ノ神!!
64/190

悪夢襲来。千里vs夜ノ神中アgwPd5w

《マッチメイク・タンクローリー》✝Match_make_Tank_rolly…

ギア3 スカーレット・ローズ/マシン

POW10000 DEF10000 RUN15

◆『コスト・場のギア1三枚をセンターに重ねる』山札、手札、スクラップの何れかからこのカードをセンターに重ねる。この効果はレース中一度しか使用できない。

◆上の効果で場に置かれたこのカードは以下の効果を得る。

●《二回行動(このカードの行動後、一ターンに一度のみ自動で回復する)》

●『このマシンの登場時』お互いの残り走行距離を100追加する。




《キャリアス・ロードローラー》✝

ギア2 スカーレット・ローズ/マシン

POW 0 DEF 0 RUN0

◆『自分の場のギア1二枚をセンターに』山札からこのマシンを

場に呼び出す。この効果はレース中一度しか使用できない。

◆このマシンをセンターの下に重ねる事ができる。この方法で接地されたこのマシンは、センターマシンが変更された場合捨て札にする。

◆このマシンを重ねているマシンは以下の効果を得る。

●《常時》このマシンを+12000/+3000/10で補正する。

●《場のギア1マシン三枚を横に》このカードを重ねたマシンを回復する。



この二枚を連携させる事で、破格の性能を誇るマシンを呼び出すのが【重機王】である。


生み出された巨影が一ターンで100キロを走り切る一方、相手には100キロの追加走行距離を押し付け勝利不可にしてしまう。


これで繰り出されるのが四ターン目ならまだ対抗のしようもあるが、ここに確実に先攻を取る《アメジスト・イーグル》が加わると本当にどうしようもない。


対抗手段がなにもなくなってしまうのだ。使われれた相手からしたら悪夢でしかない。


一部のカウンターは同期に実装されたが、結果はごらんの通りだ。


そんなもの構わずに、コースに巨人は降り立った。


巨大な力を従えて、少年は吠え叫ぶ。




「お前をぶっ飛ばす!」





少年は怒りに震えていた。


支配されたことに対する反逆心だ!


「まずは《赤塗りのパトライド》を呼び出す。そして行くぜ重機王で走行! 俺は手札から《反逆の風》を発動!」


「!?」


巨人の影が迫る。


魔王幼女の顔面を、鋼の拳が撃ち抜く。




《叛逆の風》✝

ギア3 ステアリング/チューン

◆《接地》

◆《クラッシュ(このカードが存在し、自分が相手を追い抜いた場合に以下の効果を適応する)》

●相手の手札を確認する。その後、センターのギアと同じギアを持つカードを全て捨て札にする。




「これでお前の手札からはギア3が消えた! 更にここで赤塗りのパトライドの効果を使う!」



《赤塗りのパトライド》✝

ギア1 スカーレット・ローズ/マシン

POW2000 DEF2000 RUN5

《このマシンをセンターの下へ》センターの走行を5上げて回復する。




観客席のオーディエンスから困惑が漏れる。


「え……これってつまりどうなるんだ?」


「あの重機王は走力を5上げて復活する。そして残り四回の走行が繰り出される」


「つまり……?」


「30×4+25で……145の距離を駆けるんだ」


「ほうほう120……ええーー!?」




千里残り走行距離……195→170→140→110→80→50!!



「……よく使いこなしている。流石ね」


「褒められても嬉しくもなんともねーよ」


吐き出すように語る。


「お前はセンス以外ボロクソだ。だから俺は必ずお前を止める! たとえ何に代えてでもだ!!」


その姿を見て。


「ふふ」


魔王は。




「ひは、はははっはっははっはははははははははhshsっhsjkfkしゃはははははっははは!!!」





千里の表情が凍った。


イカれている。


いや、この瞬間にも崩壊が進んでいると確信した。


「何がおかしい」


「そりゃおかしいわよ! だってその言動、()()()()()()()()()()()()()()()()()!!」


「なんだって……?」


「人は試練が険しいほど燃え上がる生き物。それをタギーの妨害で『実感』した。

だったら、それをコンテンツ作成に生かせばいい」


笑って語る。


「だから試練を濃度を高めた! 大人を切り離し、答えを誘導し! あなたの道のりを支配した!

結果あなたはそこまで頼もしい言葉を吐くまでにこのゲームに『絡め取られた』。カードレース・スタンピードはあなたの芯の芯までくい込んだ!」


真後ろからでもわかるくらい、笑みが割けていく。


「あなたの全ては私が支配した。あなたはみごと育ったのよ。忌々しいタギーにぶつける最高の切札に!!」


「嘘だ……嘘つくんじゃねぇ!! 俺の意志が……全部お前の産み出したものなんてあり得ねぇ!!」


少年は否定するが、少女は嘲笑う。


「はたしてそーかしらね……私のターンドローッッ!! 私はセンターの《ゴールデン・ハイウェイキッド》で走行!」



夜ノ神残り走行距離……175→165



「更にここで、さっき捨てられた《リバイブ・クォーター》の効果! ギア2が行動を終了したため捨て札からセンターに置く!!」



《リバイブ・クォーター》

ギア3 スカーレット・ローズ/マシン

POW10000 DEF10000 RUN0

◆『自分のギア2センターが行動終了/このカードが捨て札に存在する』このマシンをセンターの上に重ねる。

◆『このマシンがセンターに置かれている/他のマシンが存在する』このマシンのギアは4になる。




千里に怖気が走る。


最悪の流れに向かう直感。


これは通してはならないと直感した。


「さ、せ、るか手札から《絶影! スナイプ・シュリーカー!!》を発動!」


頼ったのは、地獄の女王の必殺技だ。




《絶影! スナイプ・シュリーカー!!》✝

ギア1 ステアリング/チューン

◆センターと同じギアを持つマシンを捨て札から呼び出す。その後、相手マシン一枚を選択して攻撃を行う。この処理が終わるまで対象のPOWは+3000され、他のカードの効果を受けない。




「俺が呼び戻すのは捨て札のギア3《薔薇流(バラル)ライド》!!

パワー11000でソイツとバトルだ!」



《薔薇流ライド》

ギア3 スカーレット・ローズ/マシン

POW8000 DEF12000 RUN15

◆《進路妨害》



このまま行けば一万対一万千のバトルとなり千里側の勝ちだ。


だが甘い。


「効くものか! あたしは手札から《酸性豪雨》を発動! これにより相手のギア3以下のマシンは全滅する!」


「!?」


突如嵐は吹き荒れた。


特殊車両が溶け落ちる。



《酸性豪雨》

ギア4 ステアリング/チューン

◆相手のギア3以下のマシンを全て破壊する。その後、破壊した枚数以内のギアを持つステアリングをコレクションから手札に加える。



「これで薔薇流ライドは破壊! 重機王も破壊と言いたいけど……」


「ああ……センター下の《バルキリー・シェル》を取り除くことで破壊を無効にできる!」


しかしその場しのぎ。


彼女には更なる切札がある。


「これでギア1ステアリング一枚を手札に! そしてセンターがギア4だからこれが呼べる!」


そして口上は述べられる。


「ーーーー醜悪流れる科学の申し子。法則を辿り我がもとに来たれ!」


二種類の液体が降り注ぐ。


科学反応のように爆発。


その中から。


「来なさい……《科学の担い手アルジ》」


白衣まとう影。


電子滾らせる少年は現れた。


「さぁ、ここからが本番よ!! 制御されるにあらずというなら行動で示しなさい!」


少女は吠え叫ぶ。


忠実なるしもべを従え、魔王は突き進むのだ、

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