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カードレース・スタンピード!!  作者: 能登川メイ
episode11 最終決戦の始まり。千里vs???!!
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スタンピードカードMiki 《グレイトフル・トレイン》

《グレイトフル・トレイン》✝

ギア3マシン スカーレットローズ ATK10000 DEF10000

【自分のギア1マシン一枚をセンターの下へ】相手ターン終了時まで、コストカードの記載ステータスと現在のステータスを比べ高い方を自身に加える。




STPD-1で登場したマシンカード。フリータイミング効果で、場のマシンを吸引し攻守を吸い取る。





■概要




標準的なスペックと、ギア1マシンを吸収するというぱっと見効率の悪い効果で構成されている。


最初期に登場し時期相応の効果ながら、今なおスカーレットローズ不動の中核として運用され続けている。




主な用法は「単純にパワーアップに使う」か「ギア1をセンターにかき集める」の二択、或いは両方。


前者の場合は主に 《パイクリート・ライド》ら高打点を持ちうるマシンとの連携で扱われる。あちらはギア1扱いながらも記載ステータスは攻守ともに8000となかなかのものであり、一枚吸うだけでギア4どころか一部ギア5さえ倒しうる斥力を発揮する。

《クライマックスラン》で掘り起こす場合も筆頭候補になり、発動タイミングいかんでは予想外の戦果を挙げる。

強化は相手ターン終了時まで持つため普通に土台にしても強く、身内を吸うリスクも後者の用途を兼ねることで軽減できる。


後者は 《アイアスシールド》を始め、自力でセンターに置けない装備品型マシンをセンターに移動させることで後続のギア4や5を強化するため使われる。

この時 《必勝・ウイニングチェッカー!!》から 《勝利の導き手チエカ》を繰り出す場合はこのマシンで殴る機会もある為バフも無駄にならない。




上記はあくまでも基礎。用途は今なお増え続けており、時代が進むほど強力なカードと化している。





■テクニック




◆このマシンがギア1マシンと連携攻撃を行った時、ダメージ計算時に連携相手を吸収すれば連携分と吸収分の両方で強化される。


ただの連携攻撃の倍の増援を見込める。このため低スペックばかりのギア1でも十分な強化値を得られるのだ。

場ではパワーが半減する 《パイクリート・ライド》でも10000+4000+8000=22000、ステータスコピー能力を持つ 《アビス・ペイント》に至っては、トレインのパワーをコピーさせることで10000+10000×2=30000もの瞬間火力を叩き出すことも可能。


あげく両者を併用し、トレインでパイクリート・ライドを吸収→アビスで打点をコピー→バトル時に連携&吸収と繋げた場合は(10000+8000)+(10000+8000)×2=54000もの特大打点を作ってしまえる。ここまでくるとネタの域かと思いきや、㏋十万を誇り二ターンで殴り殺す必要がある 《END of THE WORLD~星が終わる夜~》の攻略には非常に有効だったりする。




◆ギア1を対象とした除去が撃たれた場合、このマシンの効果を被せることで回避できる。


主に【積みチエカ】などでセンターにギア1をかき集めたい時に有効。最下級である以上は脆く、メタを受ければそれまでの雑兵たちを大型マシンの下でかくまえるのだ。

しかも吸収した分自身の打点も上がる=除去を受けにくくなるため、切り札を出すまでのガレージ役としてはこの上ない適任者である。



◆何らかの手段でギア1をいくらでも出せる状況の場合、このマシンで無制限に盤面を開けられる。


一度や二度盤面を開ける手段は多いが、たった一枚でいくらでも吸引できるのはこのカードくらいのもの。スカーレットローズはギア1をかき集める手段に特化しているため、このマシンの盤面開け性能に助けられる場面は多い。

環境が進み、特殊な手段を絡めて大型を出すケースが増えたこともありフィールド・マナを山ほど貯蓄できる意味と意義は高まり続けている。最たる例が 《フェルドスパー・ロード》であり、あちらの呼び出し条件「場に十枚のカードを集める」を満たすには今のところこのマシンが半ば必須である。





等々。時代に味方されたカードであるとともに、来るべき未来を予見していたカードと言えるだろう。






■環境にて




最初期のスカーレットローズはギア4の層が薄く、主に 《ブラックグリズリー》との二択または共存、或いはAI‐tubr系カードまでの中継ぎとして使われていた。当時は「他に選択肢がないから使う」程度のカードであったが、かき集めたギア1を 《クライマックスラン》で爆発させる、パイクリート・ライドとの連携攻撃など現在に通じる戦法の基礎は既にできていた。



その後STPD-2環境に入り、同格かつギア1吐き出し能力を持つ 《ミスタートレーラー》が出るもこのカードは平然と登板し続けた。むしろトレーラーで吐き出し→トレインで吸引するという美しい流れが各地で見られるように。


この頃になると異常な基礎性能に注目が集まるようになり、同時期に実装された装備型ギア1共々本格的に暴れ始める。主な職場は【積みチエカ】であり、チエカ側の弱点である高い防御を崩すためにも用いられた。



そして満を持してのSTPD-3期。攻撃力を持たない代わりに高いHPを持つ第三のカード、イベントのメタとしてこのカードが爆弾のように使われた。

《アビスペイント》とつるむことで飛躍的に打点を伸ばし、各種進路妨害型イベントや 《星が終わる夜》などのに向けて突進。攻撃力不足にあえぐスカーレットローズにとって 《勝利の導き手チエカ》共々救済となった。


しかしこの頃になるとギア1の供給過多が起こり始め、ターン1制限がない事から無限ループのパーツになってしまうのではとの声が上がり始める。

現在のところは「このマシンに集めたパーツを場から剥がすような使い道は乏しい」「使った後山札に戻す手段が皆無」などの理由で規制を免れているようだが、将来的にはこのマシンに規制が入る日が来るかもしれない。




■余談




最初期ロットだけあって、テキストのブレが激しいカードの一枚。特に記載値と増減値を比べ高い方を自動で選ぶ仕様が明記されるまでかなりの時間を要した(バグ認定を受けていた時期もある)。



上記のようにスカーレットローズの中核的なカードだが、何故かスカーレットローズの長たる御旗チエカ自身は使わない。その理由はゲームが一つの区切りに入った今なお明言されておらず困惑を招いている。


一説には彼女のデッキが 《リバイブクォーター》を軸としたギア1を必要としない型だからなのではとの声もあるが、一方でこのマシンを捨て札から回収できる 《クライマックスラン》は採用されている。

捨て札肥やしのギミックも積まれているため、パーツ回収用に一枚は刺していいはずなのだが。




■関連項目


・ 《クライマックスラン》

・ 《アビスペイント》

・ 《ミスター・トレーラー》




◆このカードを使う代表的なデッキ

・【積みチエカ】

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