スタンピードカードMiki 《化学の担い手アルジ》
《化学の担い手アルジ》✝
ギア4マシン ステアリング POW9000 DEF15000
◆【ゲーム中一度のみ/このカードを手札から捨てる】自分の残り走行距離を5減らす。
◆【デミ・ゲストカード】◆【自分の場にマシンまたはアシストが計四枚以上ある】このマシンはセンターに設置可能となり、【登場時】デッキからギア5カード一枚を選んで手札に加える、を得る。この効果で加えたマシンは、相手ターン開始時にセンターに重ねて呼び出してよい。
STPDー1で登場したマシンカード。デミ・ゲストカードに加え、手札誘発で走行距離を減らす能力、制約解除と複合したサーチ&コール能力を持つ。
■概要✝
使い切りのバーン走行か、ギア5の座布団として使うかの二択を迫るカード。
前半の効果は、このカードを捨てるだけで走行距離を5も減らせるというもの。
効率は一枚で1/4と悪くなく、なんの条件もなくただ捨てるだけで利用できる。
この手の効果が引っかかりがちな進路妨害持ちをすり抜けられるのがキモ。終盤で強力な壁に道を塞がれても、このカードを抱えていれば問題なく勝利に到れる。
似たような運用法の 《秘剣・大蛇狩酒呑炎斬》と比べると明らかに条件が軽く、後半の効果と使い分けることも可能と融通が効く。
あちらは単体除去としても使える点、三枚のステアリング枠を喰わない点などで差別化されている。あちらの方がリーサル範囲も一点広い。
後半の効果は、ギア5を着地させることに特化したもの。
任意のギア5を探索出来、返しのターンでそのまま自身の上に乗せることが出来る。
別にサーチ直後に普通に乗せることも出来るが、この効果の真髄は「敢えてターンを跨ぐこと」にある。
スタンピードのルールでは、往復ターン数を越えるギアを持つマシンは存在を維持出来ず手札に戻される。このため往復四ターン目、つまり後攻二ターン目を取ってもギア5は普通繰り出せない。
だがこのマシンの場合は「敢えて相手のターンまで待って」
から着地させるために確実に往復五ターン目以降に着地させてやれるのだ。
最新環境での相方は 《器械兵タンジェント》あたりか。
往復四ターン目からこのカードを着地させると非常に強いプレッシャーをかけていける。
■環境にて✝
当初から 《マスター・フォーミュラ》の相棒として活躍していたが、当初はギア5そのものが不遇だったために評価は良くなかった。
使われるのは主に手札誘発の能力で、マシンとしての彼を見ることは少なかった。
STPDー2環境ではギア5が再評価され始め、徐々に環境で頭角を見せ始める。
相手のリーサル級の攻撃を防御札で受けきり、返しのターンでこのカードを着地させる戦術が普及し始めたのだ。
この時【マスター・フォーミュラ】は一度は環境争いにくい込むも、自身の致命的な弱点を【ラバーズサイバー】側に突かれ派を握る事は叶わなかった。
サーチする仕事こそ増えたが良い上司に恵まれず、次のパックの環境こそはと息巻く日々を過ごした。
しかしSTPDー3の発売を前に悲劇が起る。先行イベント配布によって彼のサーチ先こそ充実していったのだが、その座布団役を務めたのは彼ではなく 《魔弾の撃ち手マアラ》だった。
あちらと 《ホワイト・エッグ》のコンボでもこちらと同様のサーチが効き、しかもついでのようにアドバンテージを稼いでしまうのだ。
あちらは安定性がない分 《マスター・フォーミュラ》らとの相性が悪いなどの欠点があった。しかし単体で完成された怪物達が数多く実装されたことで、そのリスクも許容できる環境が整ってしまったのだ。
結果としてこのカードの影は薄くなっていき、なんとか残った 《器械兵タンジェント》とのコンビすらマアラに取られかねないなど散々な目にあっている。
それでもバーン走行による役割はあったが、ゲーム中に一度しか使えないのにマシンとしての基本ステはイマイチなど扱いづらさが目立つ。
結論を言えば、三種類しかないステアリング枠の奪い合いにおいて、彼はとてつもなく不利な状況に立たされてると言えるだろう。
⚫サイクル
配布カードのサイクル。デミ・ゲストカードかつステアリング、ギア4のマシン。全員元となるAi‐tubrが存在する。
《勝利の導き手チエカ》
《魔弾の打ち手マアラ》
《試練の与え手ホムラ》
《化学の担い手アルジ》
《豪鬼の狩り手ルイズ》
《極上の乗り手ユリカ》
《死骨の愛で手シイカ》