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カードレース・スタンピード!!  作者: 能登川メイ
episode 9 愛ゆえのロンド。千里vsアルジ
110/190

スタンピードカードMiki 《悪意の氾濫カルトヴェイン》

《悪意の氾濫カルトヴェイン》✝

ギア4マシン サイサンクチュアリ POW14000 DEF11000

◆【常時】お互いに、効果またはコストの対象を選ぶ時に 《悪意の氾濫カルトヴェイン》は選べない。

◆【自分メインフェイズ/自分のマシン一枚を破壊】山札から 《悪意の氾濫カルトヴェイン》一枚を呼び出す。そうできたなら、相手のギア4以下のマシン一枚を破壊してもよい。




■概要


STPDー03で登場するマシンカード。同名カードへの耐性を与える効果と、マシン一枚をコストに分裂、同時に除去を放つ効果を持つ。




一つ目の耐性効果により、このマシンはそれなりに場持ちが良い。


《魔弾の打ち手マアラ》 《死骨の愛で手シイカ》などの効果を弾く上に 《秘剣・大蛇狩酒呑炎斬》によるエクストラウィンも阻止できる。ミラーマッチでも除去されない。

一方でコストにも使えないため、役割を終えて邪魔になったこのカードを除去する事も、後半の効果のコストで自分を使う等のプレイングもできない。

ありがたい耐性ではあるが、盤面の新陳代謝が重要なこのゲームでは若干足を引っ張る効果かもしれない。もっとも、こうしておかないとループコンボの軸に使われることが目に見えているため妥当な制約と言える。




二つ目の効果で、自分の分身を作り出す事ができる。


メインフェイズに使う都合上行動回数は増やせないが、手頃な下級をギア4POW14000のマシンに変えられるのはシンプルに強力。

更に登場時に、重量級をもあっさりと除去する火力が放たれる。並み居る大将格を消し炭にできるのは大きな強みだろう。


しかし相手のターンや自分バトルフェイズに打てないため、実際にできることは露払いがせいぜい。ギア5相手に後出ししても殴り倒すしか無くなる、ゴールキーパー持ち(特に 《豪鬼の狩り手ルイズ》)の対策にはならない等抜け穴も多く、現環境ではそれほど過信できるものでもないだろう。


また、自分に自分を重ねて呼び出す芸当も可能。これにより擬似的なコンティニュー能力を得られる。

場のこのカード自体はただのそこそこ硬い準バニラのため旨味は少ないが、呼び出した時の除去回数を増やしたり、センターの高ギアを維持する目的なら悪くない。


このカードには【進路妨害】がついてない上に取り巻きもコストで割ってしまうため、後の一手を考えられないなら呼び出したターンで勝負をつけるべきだろう。

マシン二枚を犠牲に二枚除去+12走行なら普通に通れば勝てるため、あとはアシストカードなどでイレギュラーに対するケアを行いたい。 《マストカウンター》でも置いておくのが懸命だろう。

後は開き直って【ゴールキーパー】を出してからの逆転勝利に繋ぐ前座として使い切るのもアリか。




よく似た効果の 《大魔王ルシファー》と比較すると、あちらは『登場時に一斉に変換』となっている。バトルフェイズに呼び出せば行動回数を増やせる上に、所属クラスのヘルディメンションが破壊を利用するためアドバンテージを得やすい。

こちらは所属クラスとの噛み合わせはイマイチだが、除去を撃てることと耐性を持つ点で勝っている。応用の幅もこちらの方が広い。

しかしいかんせん、あちらよりも器用貧乏な面があり、言うほどアドバンテージを稼げないのが悲しいところか。






■余談✝


《勝利の導き手チエカ》とは、同ギア同一ステータスかつコンティニュー能力、自身で複数回攻撃できる等共通点が多い。

しかし実際には似て非なる別物の運用が要る。これは意図的に設定された性能であり、製作者の夜ノ神が「スポンサーであるタギー社の社長から『天才のふりをするのが上手いヤツ』をイメージしてデザインするように指示された」と明かしている。


カルトヴェインは「カルト教団+ヴェイン(裏切り)」の組み合わせであり、夢を売るゲームのカードにしては不穏なネーミングとなっている。




■関連カード


《大魔王ルシファー》

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