スタンピードカードMiki 《ガイルロード・ジューダス》
《ガイルロード・ジューダス》✝
ギア4マシン スカーレットローズ POW9000 DEF9000
【このマシンの登場時/場札三枚を捨て札へ】相手の場のアシストゾーンのカードを全て破壊する。
STPDー03で登場する予定のカード。登場時に三枚のコストを払うことで、相手の場のアシストを全滅させる能力を持つ。
■概要✝
単純明快、アシストを溜め込むタイプのデッキに対するメタカード。ひとたび使えば相手が苦労して調達したアシストカードを単体で亡きものにできる。
アシストカード置き場はこのゲームにおけるマナプールも兼ねているため、刺さるデッキにはとことん壊滅的な被害をたたき出してくれるだろう。
裏向きアシストを貯めるなどマナプールとしての利用傾向が高い 【マギア・サークリット】、切り札の《試練の与え手ホムラ》を撃墜される上表アシストを軒並み砕かれる【サムライスピリット】には悪夢のようなメタカードとして突き刺さるだろう。
しかしそれ以外のスペックは非常に割に合っておらず、使用コストも相当に重い。
そもそも三枚を捨て札にする時点で十分すぎる程効果の代償は払っており、更に攻守まで削られる道理は本来なら無い。
攻守9000と言えばギア3よりも下、同じクラスで行けばギア2の 《パイクリート・ライド》とどっこいと言えばその貧弱さがわかるだろうか。
二回攻撃も持っていないため、ただ使うだけでは自分の首を絞めるだけに終わることも多いだろう。
このため、このカードの力を最大限に生かすにはルールを利用する必要がある。
スタンピードには『センターのマシンが一枚のみの場合は場を離れない』というものがある(ゴースト化とも呼ばれる)。そしてこのマシンをセンターに素出しする場合、下にはギア1~3のカードが一枚づつのみ溜まっているはずである。
そして、このマシンの効果コストでそれらを全て捨て札にできる。
つまりこのカードの真価は、コストで自身or他のギア4の下のカードを一掃することで『ルールに守られるという完全耐性を得る/与える』所にある。
センターを高いギアで固められるメリットはわりと大きく、強力なギア4チューンで強化したり、脇にゲストカードやデミ・ゲストカードを侍らせたりとできる事は多い。
《魔弾の打ち手マアラ》の無限コストになる他 《『既定路線』ウイニングラン》で確定勝利を付与しても良いし 《爆速wai・fight》で二回行動を付けてもよい。
マシンの入れ替えを可能とする《マリス・クォーツ》と組み合わせれば、完全耐性を味方にパスする事も可能。この場合の候補は倒されなければ勝てる 《器械兵タンジェント》辺りだが、ギアを上げる必要があるためもうひとひねり要る。
なんなら切り札の横に並べてその敷き札を一掃、直接完全耐性を与えるのもよい。むしろこちらが本命とも言え、【ラバーズサイバー】の切り札 《ZERO》の維持などに貢献する。
テキストの見た目に反して応用の幅は広い。重量級のデッキなら投入する価値もあるだろう。
また、なんだかんだでアシストをまともに除去できるのはこのカードくらいなものなので、出張させやすい特性もあってお呼びがかかるケースは必ず出てくると思われる。
■余談✝
分かりずらいが、元ネタは街路樹+ユダの別名であるジューダス。
ユダは地獄でルシファーに噛まれ続ける罪人の一人だが 《大悪魔ルシファー》とは特に関係無いクラスに配属された。
ただしギアが同じであるため、このカードであちらに耐性を与えつつ、あちらの効果コストで破壊される動きは可能。噛み砕かれる罪人の姿を現実的に再現できる。
収録弾の発表直前、ゲームサーバーが落ちる際にこのカードと思しき影が目撃されたが詳細は不明。何故か 《勝利の導き手チエカ》一体とゲームマスター・夜ノ神が犠牲になっていた。
ただしこの時の夜ノ神の行動は 《極上の乗り手ユリカ》の首を跳ね飛ばすなど常軌を逸していたため、このカードの出現は一種の安全装置のようなものだったのでは、とも言われている。
■関連カード
《勝利の導き手チエカ》/《極上の乗り手ユリカ》
《大悪魔ルシファー》