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異世界は一瞬の煌き   作者: 肥後 椿
2/12

異世界は一瞬の煌き(第2部)

楓は掛け時計を見て異世界での数日感は

自分がいる世界では数時間しか経っていなかった

その事を…自分なりに受け入れようとしていた

夢でも幻覚でもなかったのだと…

その夜は長い時間…

眠りにつく事ができなかった…

夜も白々と明け始める頃だろうか

浅い眠りについた


スマホから目覚ましの音…

「う…ん…」

楓は手を伸ばしスマホを止めた

「はぁー…」寝不足気味の頭を抱えながら

身支度を始める

鏡を見ながら

この日はどこか自分が違ってるように思えた

昨日のあれって…現実だょね…

認めざる得ないと思うものの…

半信半疑の気持ちでもあった


またいつもの電車にのり会社に着くと

後輩2人 田中と佐藤が楓の出社を待っていた

佐藤「先輩…昨夜…何かあったんすか?」

2人共気になっていたようだが遠慮がちに

それとなく聞いてきた


楓は

「昨夜…あ、うん何でもないょ…大丈夫…ありがとね…」

「さぁ…仕事、仕事…」

どこか腑に落ちていない後輩2人だったが

田中「先輩…マジで何かあったら言ってくださいこう見えても…頼りになるんですょ」

佐藤「そうすっょ先輩…」

楓は「はいはい…頼りにしてます…」と応えた


1日の仕事が終わり

楓が昨夜と同じくディスクの上を片付けている

やはり気になりチラッと窓を見る

しかし昨夜の様な異変は起こらなかった…

楓「そうょね…毎日起こる事なんてないよ」

そう思いながら…ディスクを片付け明かりを消してドアを閉めた


いつもの時間に帰宅した

部屋に入り明かりを点ける何も変わらない夜

もう一度ベッド脇の窓に近づく…

触れてみるが

普通の窓だ…


楓は昨夜と今日1日を考えていた

何事もない日々が数日続いた…

初冬…年末に向かって楓の仕事も忙しくなっていった

今日は金曜日かぁ

かなえ、どうしてるかな…

楓はまたあの異世界へ行ってみたいと思っていた

忙しさからかあれほど鮮明な記憶も…

夢の中の出来事の様な感じになっていた


金曜日の夜、街は早くもクリスマス一色になっている

流れてくる曲にイルミネーション

それら総てが楓にとってどこか自分には

関係のない世界の様に思えていた


あれから楓は帰宅して部屋に戻ると

チラッと窓を見る癖がついていた


またトントンって来るかしら…と

期待も含め…窓を見る

それから更に数日

仕事は日々忙しさを増していった


ある朝…スマホが鳴らず目覚めた

ん?スマホ…どこ?もぞもぞとスマホを探す

そうか、今日は休みだったスマホ止めてたのょね

その日は真冬の様に寒い朝だった


クシュン!…寒い…

楓「アレッ…風邪引いたかな?…」

ゆっくりと体を起こす、体温計を探し計ってみた熱はないが微熱があり、咳き込む

楓「今日はのんびりしますか…」


遅めの朝食を摂り部屋の中を片付ける

トントン…トントン…

ん?空耳?…楓は思った

トントン…トントン

窓から音がした…!

まさか?!

窓に近寄る…そこには満面の笑みを浮かべながら手を振る

かなえの姿があった…。

































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