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ぞんびうぉーず  作者: みかづき
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フロラとリムルリリム編8

 もう、夜が明けますねぇ、空から見るのはまた違って見えて綺麗ですね。


「ねえ、フルフロラ、リーンさん来ないじゃない少し待ちましょうよ」自分が寝たいだけじゃないですかね。


「遅くなった」ほら来ました。


「あれ?リーンさんなんで飛べるの?」

「正確には走っているだけだがな、それよりこの大きな鳥は?」なんか付いてくるそうです。


「そうか、先程オークから避難する家族を助けたんだが」こんな近くに豚が来てるんですか?

「いや、出現の情報を聞いて逃げたらしい」ふむぅ、早く殲滅しませんと。


「リミュ、近くの村落の場所は解るか?」

「うーん、流石に解らないわね」駄目駄目ですね。

「ふむ、リミュ達は遊撃してオークを狩ってるのか?」

「無理よ、フルフロラじゃあるまいし、砦を中心に受け止めてる形ね」

「なら私はそこに着いたら別行動で村落を見回る事にしよう」いいですね私もそうしましょうかね。

「そうね、出来るだけ助けてあげてリーンさん、正直人間が減るのは困るから」ご飯が減りますからねリムルリリムさんの場合。


「なるほど…」


「リーンさん?あ、フルフロラ何考えてるのよ」

「へ?リムルリリムさんのご飯が減りますよねって」

「思っても言わない、それもあるけど」言わせたのはリムルリリムさんじゃないですか。


「……ところでリーン様血の匂いがする」リーンさん怪我ですか?


「ああ、助けた家族を襲っていた賊をな」ですとろいですね。

「です…?何だ?」皆殺しですよ、悪い人は存在しなくなればいいんですよ。

「あの、リーンさん人間殺してきたの?」

「そうだな」

「助けた家族も?」

「そんなわけないだろ無事に保護したぞ」

「リーンさんもフルフロラに似てるわね」

「そうなのか?」私とリーンさんが似てるとか素敵ですね。


「フルフロラもすぐ賊とか皆殺しにしちゃって、見境無いのよね」そんなに誉めても重いって言ったの許しませんからね。


「ふむ、私は以前その賊を殺しただけで眠れない程悩んだもんだが」今は違うんです?


「今は見ただけで躊躇無く殺してしまうな」普通ですね。


「……リーン様この五月雨さん乗せてくれるって」さみだれさん?ってこの鳥さんです?


「ふむ、ミチュアも寝ている様だし私は大丈夫だリミュが乗せてもらって休んだらいい」無理ですよ。

「無理よリーンさん、私は魔族だから動物には嫌われやすいの」

「ふむ、なあ五月雨なんとかならないか?」話しが通じますかね、本能的なものですから。

「……ん?ここ?リーン様がここを毛繕いしてくれたら我慢するって」なんでリーンさんなんですかね。

「ふむ、ここか?、お、ミチュアが落ちるから不安定になるな」なんか気持ちよさそうにしてますね…ぐぬぅ。


「……あの女乗せるの我慢するって、リムルリリム寝ていい」

「リミュ、乗せてくれるそうだぞ」

「なんなのこの格差、私人間にはちやほやされるのよ」日頃のおこないじゃないですかね。


 文句を言いながらもリムルリリムさんはお昼過ぎまで寝てました。


「そういえばルーナは動物と話せるんだな」不思議ですね。

「……賢くないと話しにならない、普通の動物は五月雨さんみたいにはいかない」この鳥さん賢いですよね、リムルリリムさんに威嚇してましたし。

「ふむ、つまり普通の動物は話しにならないと」

「……そう、赤ちゃんと話す感じ」それは通じませんよね。


「あ、リーフムーンおはよう、リムルリリムさんが休むなら私は移動するわね」

「えー、タマちゃん一緒に寝ましょうよ」うざいですねリムルリリムさんは。

「十分休んだわ、悪いけどリーフムーン運んでほしいな」しかも振られてますね。

「構わんよ」


 さて、現在さみだれさんにリムルリリムさんとルーナさんが、リーンさんのほね鳥さんにタマさんとルルさんが乗ってますね、リーンさん、私の後ろ空いてますよ。


「ふむ、五月雨に聞きたいんだが、もっと速く飛べるのか?」あれ?後ろ空いてますよ、リーンさん。

「……二倍は余裕、でも背中の女落ちる」大丈夫ですよ飛べますから。


「そうか」

「どうしたんだリーン?」

「ああ、速く飛ぶ方法を考えたんだがな」

「出来るのか?」

「たぶん大丈夫なんだが」

「やりましょう」

「フロラ?」

「早いのは賛成です」

「うん、まあ、私らは大丈夫だと思うんだがミチュアとリミュがまあ五月雨もか寒いと思うんだが」

「私は平気よ」

「……五月雨さんは構わないって」

「大丈夫ですよ魔族だから丈夫なんです……たぶん」


「じゃあフロラ」

「なんですリーンさん」

「私が全力で引っ張るから皆が落ちない様にカバーしてくれ」無理ですよ。

「そうか…」

「……リーン様、五月雨さんが全員乗せて落ちない様にしたら本気で飛んでくれるって」

「ふむ、ならルルは私が抱えてミチュアとルーナとリミュとフロラを……」

「……リーン様、ミチュア様と先輩は足で掴んでくれるって」

「ええ…?」

「酷くないですか…」

「リミュは?」反対して貰えないです。

「……口で」リムルリリムさんが餌にされるんですね。

「ルーナはどうする?」リムルリリムさん餌で決定なんですね。


「……私は落ちない、平気」


「ふむ、やってみるか」うう、ガッシリされてます、凄く連れて行かれてます。

「私、まさかこんな目に合うなんて」タマさんもおんなじです。


「ちょっと臭いし暑いし気持ち悪いんだけど」

「……あんまり騒いだら飲み込むって」

「ふざけないでよ、ここ何処よ」

「……五月雨さんの口の中」


「何で私がペリカンの餌みたいに運ばれるのよ、あ、ヤダ、奥に、ちょっと飲まれてる、ストップ」リムルリリムさんがもう少しで餌になりますね、リーンさん楽しい事しますね。


「……黙る」


「はい…」ふむぅリムルリリムさん新しい世界に目覚めますかね。


 私とリーンさんのほね鳥さんを送り帰して準備は完璧です、しいて言うならルルさんが羨ましいくらいです、でもふと思ったんですがリーンさんが先行してルーナさんで私らを呼んだ方が楽なんじゃ…


「そういえばそうかなら」駄目です、なんか寂しいから駄目です、一緒に行きたいです。


「わかった、じゃあ全速で行くから五月雨も頼む」

「……追い越しても構わんのだろう?って」鳥さんがリーンさんに勝てるんです?

「簡単に私は負けんよ、リミュ目的地は?」リーンさんもやる気十分ですね。

「山脈と山脈の切れ目にある砦よ」

「わかった、なら行こう」よーいドンです。


 こ、こっ、ここ、こうしてっ移動速度がぁっ、り、リーンさんのぜ、全速になりましたぁ。

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