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ぞんびうぉーず  作者: みかづき
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フロラとリムルリリム編4

「フッ」リムルリリムは現れたルルに生成した槍を突き刺した。


「油断したわね、フルフロラ早く治療して」

「リムルリリムさん、ルルさんもアンデッドですよ」

「へ?」

「それに外れてますし」

「あれ?手応えもあるし身体も…」ぐにゃりとルルの身体は土に還る。


「リミュ、もうルルの勝ちで良いか?」

「え、だってルルちゃん子供だし、あれ?」

「リミュ、ルルは私より強いからな」

「えー、リーンそんな事無いだろ」よく言う。

「現在私にはルルの場所が解らない」

「私はだいたい解りますよ」


「はいはい、降参よ、ルルちゃん出てきて」


「おう」

「やっぱりお子様ね」またもルルを串刺しにする、アンデッドと解り遠慮が無いな。

「で、ルルどうだ?こんな戦いになるぞ本当に行くのか?」

「おう、リーンの相手よりは簡単だ」スルリと私の横にルルが出てきた。


「さて、リミュ次にやったらルルに反撃させるぞ」

「もうしないわよ、ルルちゃんごめんなさいね」

「おう、気にすんな」と、ルルは言うが警戒していた。


「なんなら私も試すかリミュ?」と冗談を言ってみる。


「あ、リーンさん久しぶりに私とやりませんか?」フロラ?


「フロラと?」

「そうです、リーンさんとの出会いを思い出しまして」ついその気になったのか…


「ふむ、ルールは?」

「魔法無し、部位を欠損したら負けで」私は強化無しか、空中の移動も無し、なかなかにフロラが有利か?面白い。


「リーン、楽しそうだな」そうか?

「フルフロラ、今日から移動だから早めに済ましてよ、リーンさんも」そうだな。


「フロラ、武器は?」まあ、あれだろ。

「素手で」

「なら、私も素手でやろう」




 さあ、リーンさん、やりましょうか、「そうだな」いつでもいいですよ。


「いくぞフロラ」わぁ、強化無しなのに速いです、ふふ、別に髪を引っ張っても良いんですよ。


「もう、やらないさ」ふふふ、リーンさん防御が甘いですよ。


「クッ、まだまだ」いやあ、こういうの良いですね、「そうか?」ふふ、当たりませんよ、「ふむ」あ、「後ろだ」ぬう、捕まりました。


「どうするフロラ」ふぬう、「おい、無理に力を入れたら」えい。


 見事に脱出しましたよ、「フロラ、私の勝ちだ」えー。




 まったくフロラは無茶をして。


「千切って脱出したってルールがあるだろ、ほら腕を繋げろ」

「リーンさんがやって下さい、肩から取れました」我ながら酷い事をしたな。


「解った、フロラ腕を捲るぞ」こんなに無理矢理千切って…


「あの、リーンさん、フルフロラ、勇者対魔王みたいな対戦は終ったの?」なんだそれは、私らは真面目にやっていたのに、フロラ、プルプル動くな。


「フロラ、少しじっとしてくれ」触ってるって仕方ないだろう。


「あれ?リーンさんそんな高位な回復できるの?」

「フロラ程は出来ないがまあこの程度なら」

「この程度って普通の人間がたどり着けるのは一握りよ」フロラなら無い物も再生出来るんだが。


「リーンさんまた時間が有る時にやりましょうか」

「そうだな」

「私の居ない時にしてね」


「なあ、リーン、フロラオレもやりたい」だが時間が……


「ルルちゃん、悪いけどきりがないから今度にしてね、移動だけで一月はかかるんだから」

「それなんだがリミュ、移動手段は何だ?私らは不眠不休で移動できるぞ」

「私やタマちゃんが持たないわよ、馬を使って一月きれるくらいね私だけなら飛べるけど毎回フルフロラが遅いから」

「ふぬぅ」

「抱いて飛べばいいだろ?」

「無理よフルフロラ重いし」

「重いって言わないで下さい」たいしたこと無かったしな。


「ふうん、六人くらいならいけると思うか?フロラ」

「ふぇ、ああ、大丈夫じゃないですかね、それにリムルリリムさんは自前で飛びますし」

「ああ、それなら私がルルとルーナの三人で…」

「リーンさんまで私の事重いって扱いしないで下さい」

「ちょっと待って二人とも飛べるの?」

「まあ」

「この子が飛んでくれます」

「骨の鳥…ホントに飛べるの?」もちろん飛べるが。

「リムルリリムさんは自分で飛んで下さいよ」

「まあ早く移動できるならありがたいけど」


「じゃあ出発するか、留守を頼む」

 私達はリミュを先頭に飛び立った、準備として奪った食糧や武器は有るだけ異空間に入れたんだが、よく全部入ったなと思う、まあ戦の規模が大きいだろうから焼け石に水程度の量だろうが、使い道も無いし配ってしまおう。


「すまない、少し寄り道しても良いか?」

「ええ、こんなに速く移動できるなら構わないわ」

「いや、私だけ寄るつもりだ、直ぐに追い付くよ、このまま真っ直ぐ行くのだろ?」

「そうだけど、リーンさん私ら飛んでるんだからね」

「大丈夫だ、頼むぞ」

 と、私はスケルトンバードの頭を撫で、飛び降りた。


「リーンさん」リミュの遠ざかる声が耳に小さく残った。


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