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ぞんびうぉーず  作者: みかづき
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フロラとリムルリリム編1

「ふぬぅ、なんでリムルリリムさんがいるんですか」やはりそんな関係だったか。

「何ででしょう、教えてあげてリーンさん」なぜ腕を組むんだ?


「なんでリーンさんをリーンさんって呼ぶんですか」いや、解りにくいんだが、まあ私がそう言ったからだが。

「何ででしょうねー」なぜ胸を押し付ける?

「ふぬぅ、リーンさんを返して下さい」別に取られては無いだろう?

「嫌ー」


「なあリミュ、昨日と性格が違うんだが」

「なんでリムルリリムさんに愛称が付いてるんですか」解らん?

「そりゃあ夜に二人きりで、ねえリーンさん?」記憶が無いんだが。

「ふむ、なあリミュ私は昨日二人になってからの記憶が無いんだがもしかして」

「そ、それはリーンさん、い、言えないわ」

「ああぁ、リーンさんなにをしたんですか」


「もしかして寝たのか?」アンデッドの祈願がかなったのか?


「そうなんですかリムルリリムさん」フロラも寝たかったのか?


「いえ、それだけは無かったわ」急に真顔になられても…私は何をしたんだ?


 結論を言えばリミュは私のした事を教えてくれなかった、ルーナに至ってはその事に触れようとしたら物理的に距離まで取られた、薄れたはずだが精神的にくるものがある気がする。


「で、リムルリリムさんアレですか?」アレとは?

「そうよフルフロラ今回かなり大規模よ、あなたは強制参加ね」随分だな…


「もちろん参加しますよ、場所は何処ですか?」ふむ、オークの大量発生か、女の敵?

「今回は北ね、数が五千を越えてるらしいの」五千…

「北はあんまり行かないですからね、今から出発ですと」今からかまあそうだよな。

「一月はかかるかしら、かなり被害が出そうね、一応防戦してるらしいけど散ってるらしいから被害数は読めないの」ふむ…

「嫌ですよね」


 オークという個体というか種族は繁殖力が強い、他種族とでも繁殖できる、私は女性という事で参加できなかったが昔から大規模な狩りがおこなわれている、どうやらそれは人間だけでなく、他の種族でもやるらしい、それはそうか、オークの狙うのは雌なのだから……、こうなる原因はオーク種は雌が少ないのが原因なんだが、繁殖力が強いからバランスで雌が少ないだけだろうが他種族にとったらとばっちりに他ならないな。




 こちらフルフロラ、豚狩りに行くのですがどうしましょう、規模が大きいだけにリーンさん達もお手伝い願いたいのですが…


「構わんぞ」「どうしたのリーンさん」「フロラが私にも手伝って欲しいそうだ」「フルフロラの顔に出てたの?理解し合うなんて羨ましいわね」


 豚ですよ、私のリーンさんに豚が近づくんですよ、私が耐えられません。


「そうなのか?」そうですよ「ねえ、リーンさんもフルフロラもなんかおかしくない?」「まあそう見えるか」リムルリリムさんも変な人ですけどね。




「どういう事なのフルフロラ魔力で交信してる気配は無いのにリーンさんと意志疎通してるみたいなんだけど」そういえば魔力で交信する方法は知らないな。

「逆に魔力で交信とはどうやるんだ?リミュ」

「えっと(こんな感じよリーンさん)」

「お、(こうかな?)」

「ふぬぅ、二人で内緒話しないで下さい」

「あのリーンさん初めてよね?からかって無いよね?」ん?

「何かおかしかったか?」

「いえ、完璧過ぎてそう思っただけ、ごめんなさい」

「リーンさんは凄いんですよ」

「まあ昨日は凄かったけどね」私は本当に何をしたんだ?


「そんな事よりリーンさんフルフロラとどうやって交信してたのよ」まあ、話ても大丈夫だろう。


「リーンさん教えてあげちゃって下さい」別にフロラが説明してもいいだろうに。


「まあ、アンデッド化の影響でな、フロラと混じったと言うか」一部プラチナに変わった髪をリミュに見せる。

「理由は解らないんだがフロラの平常時の思考が伝わってくる様になったんだ、だからリミュとフロラがこれから大量発生したオークを狩りに行く事も伝わっている」


「ふうん、だからフルフロラこんなに性格変わったんだ」?

「初対面から変わって無いと思うが?」

「いえ、もっと子供っぽかったわ」今でも子供っぽいと思うんだが。


「フロラは前、どんな感じだったんだ?」

「自分勝手で欲しがりでワガママで言うことを聞かない子だったわね」別に変わらないんだが?

「ひどいですよリムルリリムさん」

「フロラはいつもそんな感じだったけどそんなに違うのか?」

「リーンさんまで、あ……、頭撫でても許しません、ん……、だから、………」ふむ、許してくれたか。


「リーンさんよくフルフロラと付き合っていけるわよね、酷い目に合わなかったの?」酷い目にか…


「生前に心臓を潰された以外はそれほど無いかな」

「ふにゅぅ…」

「十分酷い目に合ってるじゃない、リーンさん殺された相手に付いてるの?」そうだな?

「そうなるかな、私は別になんとも思わないな、むしろ家族の様に感じている」

「リーンさんもなんか変」

「そうか、別に構わない」

「リーンさん…」


「まあ、それはそれとしてリーンさんも戦力に数えますね」ふむ、微力ながら力を尽くそう。


「そうだフロラ、ミチュアに急用ができたと連絡を送った方がいいよな?」

「そうですね、タマさんは来週くらいのつもりらしいですから」急だな。

「すまないがルーナ頼めるか?」

「……すぐ行く、あとルル」そうだった。

「じゃあクロムをルルに送るか、ルーナはだいたい話を聞いていたからミチュアに説明も頼む」

「……わかった」


 私はルーナとクロムをそれぞれに送った。

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