家族会議編3
朝になった、ルルとフロラと黒に囲まれて私は動けないんだが…
「そろそろいいか三人とも」
「おう」
「はい」
「……リーン様私眠くならないのですが」
「皆そうだ気にするな」
夜中に考えていた名前を思い返しながら皆で朝食の場につく。
「フロラ、食事が終わったらアンデッド五人で会議をしよう」
「会議ですか」
「まあ、話し合いみたいたもんだ」
「私達もでしょうか」
「もちろんだ」
私達は会議室に集まる、五人には広いので角に集まり顔を見合わせる。
「ではリーンさん、蜘蛛さんの名前が決まったんですね」まあ、そうだがいきなりだな。
そうフロラが言うと何処からともなく蜘蛛が四匹現れる。
「まあ決まったには決まったが、私には見分けが付かないぞ、おや?なんだか倍くらいに育ってないか?」
「成長が早いんですね」
「……リーン様その蜘蛛危険」
「あ、あれだけ大きいと一匹でも数人がかりでなんとか倒せるんですよ」
「はあ、まあなついてるみたいだし大丈夫だろ」
「そうですよ、私が立派に育て上げるんです」
「……食われないならいい」
「わ、わわわわ私も頑張ります」そんな危険種なのか、グルダンはよく無事だったな。
「じゃあリーンさん名前です、この目がクリッとしてる子は」わからん、八つもあるし。
「えー、アトラ」
「あなたはアトラさんです」理解してるのか?あ、なんだか照れている。
「次は、この背中がフサッとしてる子は」四匹とも毛深いんだが…
「クナト」
「あなたはクナトさんですよ」だから理解して…なんかビシッとしたな。
「次はこの、お腹がミチッとしてる子は」本当に解らん。
「チャラでどうだ」
「ふむぅ、あなたはチャラさんです」……喜んでいるな。
「最後はこの顎がシャキンとしてる子は」解らないか……ああ、鋭いな確かに。
「ラクチャだ」
「ラクチャさんよろしくお願いします」なんだか私も見分けがついてきたよ。
「アトラさん、クナトさん、チャラさん、ラクチャさん整列」おう。
私の前に四匹が並ぶ。
「リーンさんにお礼を」
四匹が一斉に敬礼の様に前足を上げる。
「解散」いつの間に練習したんだよ。
四匹が現れた時の様に居なくなった。
「な、なついてるだろ」
「そうですね」
「……不思議」
「さあ、リーンさん順番です次はお二人ですよ」そうか、そういえば蜘蛛が先だったな。
「まあ、嫌だったら考え直すから言ってくれ」
「ルーナと」
「……ルーナ」
「クロムでどうかな」
「私がクロム…」
「……ありがとうリーン様」
「ありがとうございますリーフムーン様」
その瞬間二人の首輪状の銀の毛並みがキラリと光った気がした。
「喜んで貰えたなら嬉しいよ」
「ルーナさんとクロムさんですね」
「ルーナとクロムかよろしくな」
「それじゃあフロラ、会議を初めようか」
ほわっ?こちらフルフロラ、お名前決まったからお話しは終わりでは?
「いや、この事とか話し合う事があるだろ」
そうなんですか、べつにリーンさんが説明するだけで大丈夫では?
「いや、フロラの生前とか知りたいなと思ってたんだが」
たいした人生じゃ無かったですよ。
「まあ、せめてこれからの事とか、砦をどうするかとか」
うーん、私はリーンさん達と楽しく毎日を送れたら満足なんですが。
「そうか」
説明か、どうしたものか…
「ルル、ルーナ、クロム聞きたい事を聞いてくれ」
「……リーン様の弱点」
「ふむ、ルーナは後で説教かな」
「……何でもじゃないの」
「私はリーンさんの弱点を」
「フロラ、フロラが自分の弱点を言ったら構わないぞ」
「私ですか、私は昔のトラウマを思い出したら性格が変わります」
「どんな性格なんだ?」
「ルーナさんとクロムさんが見てましたよね?」
「すいません死んでました」
「……気が付いたら先輩が撫で回してた」
「………」
「そんな感じです」解らん。
「ルルは何か無いのか」
「オレは姉ちゃんに再開できたから何も無いよ」
「そろそろリーンさんの弱点を」
「フロラに一撃で気絶させられた私の弱点なんかいらないだろ」
「えー、リーンさんの事が知りたいです」
「……私も」
「フロラもルーナもなんでリーンの弱みを握ろうとするんだよ」
「別に何でもかまわないんですが」
「……私も」
「そうか、とりあえず私の話は後にしような、まずフロラと現状の確認から始めよう」




