家族会議編2
さて、黒とサビの名前を考えないといけないな、フロラといろいろ話したいこともあるし、ふむ、一度アンデッドで会議をしよう、それまでにこいつらの名前を考えて…
「……リーン様上手」
「うぅ、は、恥ずかしいです」
適当に毛並みを撫でてるだけなんだが…
名前か…苦手なんだよな、正直自信が無いし、後悔させない名前が解らん、うーん。
「名前か…」
「……リーン様私の名前くれるの?」
「お前ら二人のな」
「私まで宜しいので」
「当たり前だろ、もう家族みたいなもんだしな」
「……家族って何?」
「さあ、なんでしょう?」ん?
「二人とも子供のころは誰と暮らしてたんだ?」
「……同じくらいの人達」
「あとは教えを下さった方でしょうか」
「何をしてたんだ」
「……訓練と勉強」
「それからは、仕事ですね」
「これからどうする?」
「……わからない」
「どうしたらいいでしょう?」
困った、私より世間知らずかも知れない、いまいちピンと来ていない感じがする、どうしたものかな。
「まあ、なるようになるか」
「……家族って何?リーン様」
「私も解りません」
「そうだな……」
ぐぬぅ、こちらフルフロラになるです、ルルさんの抵抗激しく取り押さえるのが精一杯です、あ、ずるい、リーンさん形ゴーレムはずるいです、壊せないじゃないですか、後でリーンさんに言い付けますからね。
てかこれ下さいよ、グルたんさんだけずるいですよ、何やら独立生物になってるじゃないですが、私にもべったりなリーンさん形ゴーレム欲しいです。
あ、ルルさんが逃げた、まあ、仕方ありません、ゴーレムをいただき、なんでゴーレムまで逃げるんですか、おかしくないですか。
私は、家族についての説明を思案していると、ルルが裸で逃げてきた、ふむ、フロラでは無理か。
「なあルル」
「どうしたリーン」
ルルを捕まえて聞いてみる、ついでに身体を拭いて服を着せる。
「……リーン様捕まえるの上手」上手くてもあんまり嬉しく無いが。
「ルル、家族ってどう説明したら理解されるだろうか」
「説明するもんじゃ無いだろう、オレの家族は姉ちゃんしかいないし」しまった、ルルは姉を売られたから家族を恨んでいたのか。
「すまんルル、配慮が足りなかった」
「大丈夫だよリーン、それより名前は決まったのか?」
「いや、後悔しない名前となるとなかなかに」
「いいのを考えてやれよリーン」
「ああ」
誰か私の代わりに考えてくれないのだろうか…
ふむぅ、こちらフルフロラです、リーンさんがモフモフしながら考え事をしています。
「ああ、フロラ」
「どうしましたリーンさん」
「この二人の名前をどうしようかとな」
「あ、リーンさん蜘蛛さん四匹分もお願いしますね」
「私がか?」
「はい、任せます」考える事が増えた…
あれ?私のシーンにリーンさんコメントの侵入が、これは要改善です。
「そうだフロラ、明日会議をしよう」
「会議ですか、何の会議です?」
「これからの事とかいろいろだ」
「そうですね、しましょう」
でも、会議って何をするんですかね、だいたい意味の無い事で時間の無駄なイメージが強いんですが。
まあ、フロラにがっかりされない様にしたいな、それにしても明日までに名前を六つ、三倍に増えたな。
「名前…名前…」
「隊長なんか子供の名前考える父親みたいですぜ」父か…
「そうか、そういえばグルダンそんな鎧着てたか?私の記憶違いだろうか」
「へ、い、いや、その、この砦漁ったときにピッタリのを見つけやして」
「私はすべての倉庫を把握していたが…、まあ、誰かが隠していたのか」
「へ、へい、前の隊長の部屋にありやした」
「そうか、まあ、大事に使え、別に取り上げたりしない」
何故か逃げるように行ってしまった、そういえば私の鎧はルルに潰されてから馴染むのが無いな、一度鍛治屋に頼むか。
こちらフルフロラです、おやおやグルたんさんがあわててますね、ふむぅ何を隠しているのでしょう、見ちゃいますかね。
いけない事ですが、たまりません、リーンさんは鋭いですからバレバレなんですけど普通に私は影が薄いんですよね、さてさて、何をしますやら。
ふむぅ、鎧がリーンさんに、あの時のゴーレムですよね、ルルさんはどれだけ高性能なゴーレムを作るんですか、こんど頼みましょう。
おや、ゴーレムが抱き付いてますね、仲がよろしいみたいです、普通に考えたらそう命令してるんでしょうが、命令した気配がありません、魔力が動かなかったですからね、はて、あのゴーレムはスライムみたいな生命体なのでしょうか?
おや、寝るみたいですね、………リーンさんと………ぐぬぅ、明日になったら言っちゃいますよ、昨晩はお楽しみでしたねって、あれ?普段は鎧ですから四六時中お楽しみじゃないですか。
ふむぅ、明日なんて言いましょうか?
私はまあ、ベッドに横になっている、サビと黒とルルと私でベッドが四つ、サビが一つ使い私と黒とルルで一つ、正直狭い、そして腹に黒が頭と胸から上を乗せてくる…
ルルは私の腕をガッツリホールドして放さない、一度兄さん達の様子を見に行くつもりだったがまたにするか、おや、フロラが来た。
「ぐぬぅ、ここもですか」
なんだか思考が読めないがテンションの高いフロラが乱入して夜が開けた。
名前をどうしようか………




