アンデッドは空から訪れる編9
フロラをポンポンと撫でていると、ルルが固まっているのに気がついた。
「ルルどうした?」
「いや、すげぇの見たから…」
ん?私はルルの目を隠していたし、ゴーレムも出していなかったはずなんだが、レジニアはもう下衣を身に付けているし、ルルが目撃するわけが…
ふと、思い出した、「リーフムーン上だ」とルルが言った事を、そういえばルルはフロラと視覚を共有していたんだった。
「あぅ」フロラにチョップを入れる。
「リーンさんひどい」
「ルルになんて物を見せるんだ」
「えールルさんが勝手に見ただけじゃないですか」
「まあそうかもしれんが」
「じゃあ私悪くないですよ」
「そうかもし…」
「じゃあルルさんが悪い」
「いや、配慮が足りなかった私が悪い」
「じゃあリーンさんが悪いので、リーンさんにはいろいろお願いをします」
「わかった」
「今日は私と寝ましょう」そんな事でいいいのか?
「ああ」
こちらフルフロラ、ふふ、ふふふ、リーンさんと寝る権利をいただきました。
もう明け方ですが、時間有る限りリーンさんを堪能しますからね、「そうか」リーンさんも準備できてますし、いざ。
あれ?リーンさん何で私目隠しされてるんですか?
「ルルが見てるだろう」そうですけど、なんか違いません?
「ひゃう」いきなり触ったらびっくりしますよ、「すまん」いや、大丈夫ですよ。
「なんで服を脱がすんです?」「え?寝るのに邪魔だろう?」「あの、リーンさん」「ほら、早く寝ろ」「目隠しは外しても」「ダメだ」「そんな、後無体な」
微妙にお預けのまま、日が登りました。
フロラを肌着まで脱がせたら妙に興奮したようで思考が読めなくなった、はて?私は何処までフロラと繋がっているのやら。
眠ったフロラの思考は解らない、感情が高ぶった思考も解らない、距離が離れても解らない。
まあ、どうでもいいか…
「さてリーフムーン城攻めよ」日が登り、抱き付いて寝ていたフロラを引き剥がし起きると、ミチュアが無理を言ってきた。
「姉上、早計です」レジニアが異を唱えるが、そんな事よりつい目を反らしてしまう。
「攻めるにしろ、敵味方は区別しないのか?」
「私は弟が居ればいいの」
「姉上…」
「市民はどうする?流石に偽者を捕らえたと情報が漏れていたんじゃなかったか?」
「どうせ噂程度でしょ?」
「私らがやるのか?ミチュアがやるのか?」
「もちろん私よ、歯向かった報いは受けてもらう、弟の分もね」
「そうか、制圧はどうする城だけか?街もか?何処まで使う?」
「リーフムーン達の戦力は?」
「私は犬が二十ほどと鳥が百ほど、大型が三体、フロラはしらん数百は余裕だろたぶん、あとはルルが」
「え?ルルも何かできるの?」ミチュアも信用していなかった様だ。
「だから私より強いと…」
「リーフムーン、そんな冗談より作戦よ」
「オッス、オレがどうしたって?」ルルがタイミングよく現れる。
「いや、誰もルルを戦力に見てなくてな…」
「別にいいじゃんか」
「リーフムーンそんな小さい子に無理させたらダメよ」
「そうそう、リーンも気にすんな」いや、今だってルルは周囲の監視をしてるだろうし、それにミチュアはルルがゴーレムを使ったり、改築するのを見てるはずなんだが…
「皆さん、おはようございます」フロラがちゃんと身なりを整えて現れる。
「フルフロラ、城攻めよ」
「行きますかタマさん」
「もう行くのか?リーン」
「みたいだな…」
キャッセ達が食事の用意ができたと呼びに来た。
食事を取りながら城攻めの決行を話す。
「無謀でしょ」マルシェは冷静な意見を述べる。
「私は陛下に従う」キャッセは賛成寄り。
「もう居なくてもよくないか?」リュシオルは帰りたいらしい。
「ふむ…二手に別れて城の正面と上から攻めるか?」
「戦力的にどうなの?」
「私が囮で上から攻めて、他が中を制圧がどうかと、戦力的にはまあ行けるんじゃないか?」
「リーンだけ危なくないか?」
「そうか?中の方が戦力が必要だろ、私は目立てばいいだけだし」
「リーフムーンはフルフロラを信用してるのね」
「もちろんだ」
「リーンさん」ふむ、やはり思考がはっきりしないな、まあ暇になったら試してみるか。
「姉上、同士を募り数を用意しませんと、この様な人数では…」レジニアは私らを知らないから、無難なところを言う。
「大丈夫よレジニア、私だってやれますから」
「姉上しかし」
「そうね…ならリーフムーン、私が戦えるか試して?」
「なんで私なんだ?」
「それは…」ルルとフロラにミチュアの目線が行く。
「まあ、仕方ないか…レジニアはミチュアがどれ程なら良いんだ?」
「姉上は前に出ないで欲しいのですが、そうですね、リーフムーン様の攻撃を避けられるなら」
「ふふ、余裕ですね、リーフムーンの手の内は見ています」そういえばフロラと一緒に、やられたな。
「ルル、少し広い部屋を用意できないか?」
「わかった」あまり変化は見られないが、入り口が現れた。




