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ぞんびうぉーず  作者: みかづき
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アンデッドは空から訪れる編5

「さあ、リーンさん、皆さんを保護できましたし、次は戦争ですね」は?


「フロラまさかそのつもりで全戦力を連れて来たのか?」


「はい、国盗りですからね、タマさんは私のやりたい様にしていいと言いましたから」


「お前ら、戦争回避に来たんじゃないのか」流石にリュシオルも黙っていられない様子だ。


「私はフロラを捕らえた連中を殴りにきたつもりだったが」


「フルフロラが捕まった?どういう事だリーフムーン」


 先程からミチュアのスカウトを受けているキャッセが反応する。


「フロラから聞いてないのか?到着した日に捕まってミチュアのいる牢屋に入り、翌日キャッセ達に断って私の方に帰ってきたらしいぞ」


「フルフロラはその日帰って来なくて、翌日ふらりと現れ一旦帰ると言ってきたんだが」


 フロラを二人で見ると、「帰るってちゃんと言いましたよ」と胸を張る。


「うん、なあフロラ」ルルが口を出す。


「そんな言い方だとこの国にあきたから帰るみたいに聞こえるぞ、もう少しなんか言わないと」


「そうですか…」フロラはしょんぼりといった感じになる。


「まあ、この国は何かおかしいんだ、フロラもそれで応援を呼びにきたんだろう、キャッセは謁見できなかったんだろ?処刑や脱獄の噂は無かったのか?」


「そういえば、牢番が一人行方不明だとか騒ぎがあったかな」


「その者は死んでおります」蜘蛛に食わせたらしいな。


「脱獄は隠されたのか、陛下が関わっているなら当然か」


「ミチュア、悪いんだが捕まった経緯を説明してもらえるか?」


「はい、と言いましても突然私に似た者を新参の家臣が連れて来て私を偽物と捕らえただけです」


 偽物を連れて来てか…


「これまでにミチュアは何か変わったことは無かったのか?」


「特には、いつもの様に領土拡大の為人間の国を攻めろという無能な意見を却下していたくらいですが?」


「それだろう」


「そうですか?いつも上がりますよ?」


「ミチュアが言うことを聞かないから言うことを聞くミチュアを用意したんだろ?」


「下らない連中ですねフルフロラになで斬りにして貰いましょう」


「任せて下さい」まあ、女王陛下の言葉だからな。


「ミチュアの権限は絶対なのか?」


「そうですね、我が国は私がすべての決定をします」


「戦争に肯定的な数は?」


「ほぼ全てですね、獣人は皆好戦的で自己的です」


「よく今まで無事だったな」


「私そこそこ強いんですよ、今回は断尾されたので力が出ませんでしたが」フリフリと白い尾を見せるミチュア。


 キャッセとマルシェは断尾と聞いて苦い顔をしていた。


「リーフムーン秘密ですよ、獣人は尻尾で魔力の調節をしています、ついでに尻尾を中心に力を循環しています」ん?かなりの情報を出してきたな。


「陛下!」

「何を…」

 キャッセとマルシェはそれ以上言えない。


「ふふ、リーフムーン信頼してるからね」やれやれ。


「さて、フロラせめて調査くらいはしないのか?戦争だとかなりの死傷者が出るぞ」


「とは言いましてもリーンさん、ほとんど来ただけで襲われたんですよ、もう宣戦布告しませんか?」戦争か、無駄な死人は出したくないんだがな。


「ふむ、なあキャッセ、ミチュアの味方に心当たりは無いか?」


「いや、私は数回ここに来たことがあるだけだぞ、マルシェもな」ふむ、無いか。




 こちらフルフロラ、どうやって攻めましょうか、ルルさんがいますから下からや背後に階段や梯子を用意して貰いましょうか?


「フロラはどこまでやる気なんだ」「王座奪還です」もちろん完全勝利ですよ。


「今回は偽物と入れ替わったんだからまた本物に戻すだけでいいんじゃないか?」なん…ですと。


 タマさんをそんな危険な王座に返したらまた繰り返すんじゃないです?「あ、すまん浅はかだった」


 返すにしてもタマさん周り全部入れ替えが必要ですからね、「そうだな」まあ、よく考えたらもう街中ですから私とルルさんで制圧もできそうですが。


「無理やりか」そうですよね、タマさんの強さを知らしめないとダメですよね。


 要人抹殺でもしますか、「本当に必要か?」わかりません。




「どうしたものか?」


「リーフムーンの会議は分かりにくいです」


「まあ、フロラの考えに私が相づちをうつからな」


「で、勝てそうですか?」


「ミチュアの勝利はなんだ?要人の全滅か?逆らう者の殲滅か?国民の皆殺しか洗脳か?何が勝利だ?別に逃げても構わなくないか?」私は思う事を全て言う。


「私は………」ミチュアは言葉に詰まる。


 私は思い出した、フロラに頼むという事を…


「私はフロラに捕われたとき、殺せと言った、そうしたら直後に心臓を潰されたぞ、フロラに任せたら何処までやるかわからん」


「リーフムーン…」


「もちろん私はフロラを怨んでなどいないし後悔も無い、だがミチュアはどうかわからないからな」


「フルフロラ、申し訳ないけど私は一度偽者と話をしたいと思います、なんとかなりませんか?」偽者と?


「そうですね…拐います?向かいます?」


「向かいます、守って下さいフルフロラ、リーフムーン、ルル」私はミチュアの思いに頷く、ルルはおうと答え、フロラもはいと了承した。


 キャッセとマルシェは渋い顔だがさてどうするか…

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