表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

婚約者が他の女の胸にネックレスを当てていたので浮気だと思いました

作者: SUN3
掲載日:2026/04/18

学園からの帰り道。

アンネは、婚約者が他の女の子と買い物をしているのを見た。


貴金属店でネックレスを選び、

その女の子の胸元に当てている。


――楽しそうに。 



翌日。


学園のカフェテラスで、アンネとユーリは向かい合って座っていた。


「これって、浮気かしら」


アンネはぽつりと呟く。


「本人に聞けば? 浮気してたのかって」


ユーリはあっさり言う。


アンネは手を振った。


「誤魔化されたり、嘘言われたり……信じられないじゃない」


「見間違いじゃないの? あなた達って、人も羨む仲だし」


「私もそう思ってたんだけど……自信がなくなって」


そのとき、ユーリが顔を上げた。


「ちょうどいいところに来たわよ。ほら、彼氏」


「え、ちょっと、ユーリ! まだ心の準備が――」


アンネが止める間もなく、ユーリは手を振る。


「へい、ジョナス!」



ジョナスが友人と別れ、こちらに歩いてくる。


「アンネ、ユーリ、こんにちは。元気?」


「アンネが元気ないんだって。話聞いてあげて。私は席外すわ」


そう言って、ユーリはさっさと立ち去った。


残されたジョナスは、目を瞬かせる。


「……アンネ、どうしたの?」


アンネは少しだけ迷ってから、口を開いた。


「昨日……女の子と買い物してたの、見たの」


「え?」


ジョナスは驚いた顔をする。


「昨日は部活で遅かったから、君が出歩く時間に買い物なんて――見間違いじゃない?」


アンネは首を振る。


「嘘よ。何回も確認したもの。ネックレス、選んでた」


ジョナスは一瞬言葉に詰まり、それから視線を逸らした。


「……部活の顧問と仲間が証言してくれる。僕じゃない……って言いたいところだけど」


小さく息を吐く。


「サプライズで、付き合った日の記念日にネックレスを買いに行ってたんだ。ごめん」



アンネは、ぱっと顔を上げた。


そして――そのまま、泣き出した。


「……私は、サプライズ嫌い」


「うん。もうしない」


「私、不安だったの。あなたが浮気したんじゃないかって」


涙が止まらない。


「ごめん。誤解させて」


アンネは首を振る。


「他の女の子と選んだプレゼントなんて、いらない」


「妹に付き合ってもらってただけなんだ。本当にごめん」


「……泣きたくないのに、涙が止まらない」


「大丈夫。落ち着くまで、そばにいるから」



ジョナスは、そっとアンネの手を取る。


アンネは一度だけためらって――


それでも、離さなかった。


現在、連載中です。ぜひ見に来てください。

乙女ゲームのバッドエンド絵師、ゲーム世界に転生する 〜バッドエンドしかない世界で、運命を捨てる〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ