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行間 月執と姫川 RE: ②
嘘を吐かれたのなら…。
「もう一つ。聞きたい事があるのですが…。」
姫川は声のトーンを落とした。
「【不死】である渋澤様を殺せたのは、どうしてなのですか?ソレも月執様の【咎】【サッド・バット・トゥルー】の能力なのでしょうか?もしそうだとしたのなら…。月執様の能力は何処までの嘘を真実へと変えられるのでしょう…。」
「どうだろ?私にも何処まで真実へと変えられるのか解らないし…。ただ虚人を殺した時には出来たから…。」
なるほど。と姫川は数度、瞬きをした。
「嘘を吐かれたのなら…。最後なんですね…。嘘を吐かれたのなら…。」
そう云うと姫川は御辞儀をした。
「ありがとうございました。次回の巫蠱の儀は一週間後になります。それ迄、生きていられる事を御祈りしています…。」
そして…控え室の入口へと歩を進めた。
あ…。言い忘れてました。姫川は無邪気な笑顔を浮かべ…。
「三回戦の勝者がおりませんでしたので…。代わりに私が参加する事になりました。宜しくお願い致しますね…。月執様。」
と云った。




