円いテーブルを囲む。
皆、友達だろ?
「と云う事で、富士の樹海に皆で旅に出ようと思うんだけど…。どうかな?」
月執はご機嫌な顔で…。
チョコミントパフェを食べている。
「いや…。何だこれ?って云うか…。何で、この状況で平然と普通に会話していられるんだ?えっ?友達?」
円いテーブルを囲む様に五人が座り、お互いに顔を見合わせ一人を除いて、呆然としていた。
「えっ?だって師匠が教えてくれたんだよ。友達の作り方解らなかったからさ…。」
初めて心を許せる星月【師匠】に出逢った月執は星月に、とある相談をしていた。意思疎通が出来ずに友達と呼べる人がいなかった事を…。
「【昨日の敵は今日の友】って素晴らしい言葉を…。だからさ…。皆、友達だろ?」
満面の笑みだった。
「いや…。」
其其が各各と何か云いたそうな表情を創る。
「私は…。月執さんの指導で【咎】が制御出来る様になりました…。」
渋澤円には以前のおどおどとした様子は無かった。何かを吹っ切れた様に眼差しは柔らかい。
「いやいや…。だから…。何か普通に話してるけどさ…。その前に色々とあるだろ?」
片山が呆れた顔で云った。
「そうね。何故、私達が生きているのか。とか…。」
白鷺がテーブルの上に突っ伏している。
「そうですね。死んだ者を蘇らせる【咎】は存在しませんから…。」
姫川は姿勢正しく椅子に座っていた。
「ソレ以前にコレはどうなってるの?」
と同じ様な疑問符が飛んだ。




