嘘②
でも…。あれれ?
「【パラノイド・アンドロイド】の【咎】なんて…。僕…。識らないんだけど…。」
ルルは不貞腐れながら呟いた。
「だって、そんな【咎】無いもの。」
ジェーンが云う。
「ん?無いの?」
「月執様があの姫川を皮肉ってるみたいよ。だからパラノイド・アンドロイドなんだって。」
「ん?どゆこと?」
「あの人の事を【被害妄想的機械人形】だって云いたいじゃないかしら…。」
ルルは少し笑う。
そして…。
「でも。あれれ?そう云えば。【スメルズ・ライク・ティーン・スピリット】って何時の間に獲得してたんだろ?だってその【咎人】遭った事無いよね?遭わずして瞬殺してたよね?ベルーゼの能力なら遭って直接喰らわないとダメなんじゃ…。」
「あぁ。アレね。」
ベルーゼは指先を回す。
「【レディ・ピクチャーズ・ショー】の能力の一つ。顔が映っているモノの魂に干渉可能を応用して…。写真の魂から【咎】を獲得出来る様になってたんだって…。条件があるみたいだけど。咎を発症した後の写真じゃないとダメみたい。ソレでも…。」
「うわぁ…。」
ルルとサラはドン引きしている。
でも…。とサラは云う。
「ソレ程迄の能力が有るなら…。御主人様は既に【境地】に至っているのでは?」
「ソレがね…。主様は…。」
【境地】には至れないんだってさ。とルルは言葉を編み込んだ。
「どうして?」
さぁ?主様が、そう云ってた。とルルは悲しげに返した。




