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監視者と所在無き風船②


 どうすれば貴方方を絶望の淵に堕とせるのかを考えていただけですよ。


 姫川が声を発した刹那…。姫川の背後から自我の有る自立型の片山の【咎】【所在無き風船】が奇襲をかける。対人間に特化した姫川の【咎】【ディストピア】では、【咎】に対抗するすべが無かった。姫川は底上げされている身体能力で既の所で【所在無き風船】の攻撃を躱す。ザシュッと音が産まれ、姫川の顔の皮膚が薄皮一枚裂けた。


 「なるほど…。」

 姫川は半歩後退る。


 「そう云えば…。片山様の【咎】には自我が有りましたね…。忘れていました。」


 と続け、能面の様な表情を浮かべた。


 「怖っ。何その顔…。」

 【所在無き風船】は挑発するかの様に舌を出す。


 「いや…。どうすれば貴方方を絶望の淵に堕とせるのかを考えていただけですよ。片山様は【ディストピア】の能力でわたくしに攻撃を加える事は出来ません。後は自我のある貴方をどうにかすれば良いだけの事。そして…。貴方は…。」


 姫川は【所在無き風船】を視る。


 「片山様と深くリンクしている所為せいで能力が使えなくなっているのでしょう?じゃなかったら物理的な攻撃をする必要は有りませんもの…。」


 姫川は人差し指で顎を触る。


 「それならコレはどうでしょう?」

 姫川の口角が上がる。


 【ディストピア】


 その言葉が空に漂うと…。片山は膝から崩れ落ち、自らの手で頭を叩き付ける。


 「現在いま、片山様の脳に…。【所在無き風船】を殺す様に命令を下しました。」


 姫川は両の手を左右に広げ…。


 「存分に…。殺し合って下さいませ。」

 と嗤った。

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