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前夜祭 未来をある程度予測できるのなら①


 もう間もなく世界は変容する。


 常日頃思う事がある。完璧に統制された日常にこそ幸福と云われるモノがあるのではないかと…。例えば各々が能力に見合った環境で規律に反する事無く、役割を全うする。何の疑念を抱く事無く、ただ只管ひたすらに機械の様に歯車を廻す。ソレこそが幸福を手に入れる手段なのだろう。


 私はソレで幸福になれた。


 決められた時間に決められた行動をする。ただソレだけで心は満たされる。


 わたくしの両親は胎天地心教の信徒であった。胎天地心教の教えに従う事で私達家族は理想とする楽園へと近付く事が出来る…。世界が崩壊したあの日こそ、私の人生が間違っていなかった事を実感した。世界が崩壊する半年前の事。胎天地心教の教祖である四方堂しほうどう一葉かずは様は告げた。


 「もう間もなく世界は変容する。常識がくつがえされてしまうだろう。でも安心して良いよ。僕の教えに従えば約束された幸福が待っているから…。」


 そう云うと一葉様は…。とある資料を提示した。その資料には、コレから起こるであろう厄災と、その厄災に対抗する手段が綿密に書き記されていた。どうやら人の心に感染する病が蔓延するとの事だった。


 一葉様は私に告げる。


 「僕には未来が視えるんだ。人々の中に特殊な能力を持つ者が現れる。そして…。初期感染時に【君の心】が産み堕とす能力が最も必要となるだろうね…。君が発症する能力は…。」


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