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お別れの後も解けない魔法

「はあ??!っ!!」


「ひっ!!!っ!」


2人とも声にならない声をあげて腰を抜かした。


『キャハッ!人ってほんとに驚くと腰抜かすんだな笑えるね!』


「「なん、なん‥」」


まだ言葉が出ないようだ。


「シュージ、なんでそんな嘘つくの?私たちホントに付き合ってたじゃん!!」


「は?え?いや、は?それより、え?なんでここに??」


「は?ほん、ほんとにあったまおかしいんじゃないの、こいつヤバいってシュージぃ‥」


「私たちの過去ってそんなもんなの?!!なんで隠すの?!!そんな事もあったでいいじゃん!!認めてよ!!私たち好きあって付き合ってたじゃん!!」


シュージもリセも黙って私の話に耳を傾けてる


「私、私、全部シュージが初めてだったんだよ!!男の子と2人きりでお話ししたのも、デートにお出かけしたのも、手を繋いだのも、キスしたのも!エッチしたのも!好きって、好きっていったのも!!全部、全部初めてだったのに……勝手になかったことにしないでよ。」


涙が溢れてくる。

何度も拭うのに止まらない。

恥ずかしい。

こんな姿、この女の前で見せたくないのにっ!


2人とも少しづつ落ち着いて来たようだ。


「ねぇシュージ、なんなのコレ?」


「いや、俺に聞かれても…あの、いったい、なにをしに貴女はここに?」


「そこのクソビッチの浮気の証拠を探しに来たんだよ。」


「は??え?なんだそれ!!不法侵入だろ!おまえ!」


「停学くらって自宅謹慎じゃ…いやホント不法、不法侵入だよ。ダメだよそれは。犯罪じゃん。」


『あー腰抜けてるの面白かったのに、つまんねーな。』


「犯罪……いや!だとしてもコレはシュージのためで!」


「そんな事シュージがいつテメーに頼んだよこの勘違いストーカー女が!!!ええ?!!」


(はぁ??!誰が勘違いストーカー女だよ。)


「うるせぇよ!!この貧乳!!!」


「あ??テメー今なんつったコラ??!え?!!もう一度言ってみろ!言い終わる前にテメーのその豚ヅラぶん殴ってやるよ!ああ?!」


「キッチン見てわかったよ!テメー育乳してんだろ!!このどひんっ!」


ドガン、ガラゴロンッ!!


「リセ!!!」


言い終わる前に殴られた。

殴られて飛ばされて壁にぶつかった。


『ひやぁーーー!!!人間最高!!』


「うるさいよ‥フィンクル‥。」


(フィンクルが盛り上がってる。ほんといい性格してるわ。)


「はぁ?!うるせぇだ?!!テメーが始めた物語だろうがこの不審者!侵入者!えーと‥空き巣!犯罪者!豚!てめーは巨乳じゃねぇよ豚だよ!豚!」


「リセ、リセ、とりあえず落ち着かなきゃ!ね!一回外に出よ、ね?ね?」


「なんなんだよ!さっきからお前もよぉ!!さっさと警察呼ぶなりなんなりできんだろ!!??」


(シュージを護らなきゃ。シュージは私が守護るんだ。)


「シュージはさ、通報したくないんだよね?わかるよ、シュージのこと、私元カノだもん。」


殴られた拍子で鼻血が出てる。

顔も手も、もう涙と血でびちゃびちゃだ。



「だから何言ってんだ、テメーはさっきから!!もう黙ってろよ!!妄想垂れ流しやがって!!独り言はいいけどよーー!妄想は垂れ流すなや!!」


「妄想じゃないよ。」


「「は?!!」」



2人がハモった。


「コレ見てよ。」


私はカバンを拾い上げ、中から写真を取り出して2人見せる。


「シュージぃ?!!どうなってんだこれ?」


「いや、これは、その違うよ。合成?アイコラ!アイコラだよ!違うってコラージュだよ!!!なんとかフェイクって。」


私とシュージの2人が映った裸の写真たちを床に並べた。

読んでいただきありがとうございます。感無量です。

本心です。


なろうっぽくなかったらごめんなさい。

読みにくかったらごめんなさい。

好みじゃなくてもごめんなさい。

でも私はこういうのが好きなんです。

私自身いわゆる偏差値の低い底辺高い高校に通っていたのでこういう女子の喧嘩は何度か見ました。

とても強くてしっかりしていて好きでした。

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