魔法少女停学になる!!
次の日学校へ行くと校長室へ呼び出された。
コンコーン。
「ノックしてもしもーし!三年A組兎飼月子、現着いたしました!」
校長室の重苦しい扉を開くと担任と教頭と校長がいた。
もしかしたら違うかもしれない。
正直あんまり顔が分からない。
少なくとも校長は偉そうに座ってて隣が教頭?あれ?副校長だっけ?
「昨晩の話だ。言わなくてもわかるな?」
「昨晩?昨晩はまほ‥じゃなくて勉強してました!」
(危ない危ない、魔法少女として街の平和を守ってましたなんて言っても信じてもらえないんだから言っちゃダメだよね。)
子どもの頃、まだ魔法少女になりたての頃大人に言って恥をかいたことを思い出した。
(みんな信じてくれなくて辛かったな。でもあの経験があったから今の強い私がいるって考えたら無駄じゃなかったかな。でも涙が出ちゃう。魔法少女だもん。)
「‥報はしないでいてくれたらしいが次は退学だからな。気をつけろよ。もうすぐ卒業なんだから。」
(え?!なんか言ってた?ほとんど聞いてなかった!)
「あの‥もう一度最初からいいですか‥?」
「は?!」
オジサンの全力のは?!はちょっと怖いからやめて欲しい。
「お前は何を聞いていたんだ!」
「もういいですよ只野先生。3日じゃくて5日にしましょう。校長もそれでいいですね。」
「ですね。今の態度じゃしょうがないでしょう。ハンコ持ってきますね。」
「なにが5日なんですか?」
「停学期間だよ。」
「誰がですか?もしかしてリセが?浮気してたから?」
「「「」」」
三人のおじさんが金魚みたいに口をパクパクしてて可愛い。
嘘ついた銀歯がいっぱい見えて可愛くない。
「はぁーー‥‥もういいから外で待ってなさい。親御さん迎えに来るから。」
(え?ママ来るの?ヤダなぁ‥)
重い足取りで扉を開き校長室を後にすると
「ただ独り言の多い不思議な子なだけだと思ってたんですけど。」
なんて聞こえてきた。
(フィンクルは普通の人からは見えないから独り言に見えちゃうの嫌だな。)
そんなことを考えながらママがくるのを廊下で待っていたらシュージの香水の匂いがした!
私と付き合ってるときは付けてなかったドルガバの香水の匂いだ。
多分あのクソ女の影響だろう。
タッタッタッ。
匂いの方へ駆け出し角を曲がる私は何かとぶつかる!
ドンっ!!
「きゃっ!」
「いったーい!」
リセか。
シュージだ!!!
「シュージ!」
私はワザとらしく痛がるフリをしてるリセを無視してシュージに話しかける。
「シュージ!聞いてよ!昨日リセのやつ浮気してたんだよ!私見たもん!」
シュージは優しいからリセを介抱してる。
「ええ??あー、そうなんすか。あのとりあえず彼女が痛がってるで保健室行きますね。ちょっと退いてもらっていいスか?」
(なにそれ?今カノの前だからってなんでそんな他人行儀なのよ!)
「ウッザなんなのコイツ。まじでイカれてんじゃん。」
「は?彼氏いるのに他の男と遊んでるアンタの方がおかしいでしょ!」
(シュージの前で喧嘩したくないのに‥)
「あっ、ほんと、とりあえず保健室行かしてください。すいません。」
とりあえずここはシュージの顔を立てて退いてあげる事にする。
「オラァァぁぁぁあ!月子テメー何しやがったこのボケエエ!」
ママの雷が落ちた。
ママは元レディースの総長で今は旧車會でブイブイいってるので怒ると怖いのだ。
読んでいただけるだけでありがたいです本当に。
この辺から凄い自分好みで書いてて本当に楽しかったです。それが伝わるのを願ってます。