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Before go to the betsu no sekai !!

面白い可能性はある

「はぁはぁ・・・おいおいやべえ・・・」

 俺、文奈現有は現在殺人鬼に追われている。なんで殺人鬼か分かるかっていうと殺されそうになっているからだ!

 ついでに言うと刃渡り数センチの包丁持って殺そうとしてくるからだ!

「刃わたーりすーせんちのふしんかーんがぁ挙句のはーて静脈ぅをさしちゃってぇえええー!」

 現有は逃げる。歌って追っかけてくる半端ねえ奴から逃げる。

「あんな分けわかんねえのに殺されるなんてまっぴらだ。はぁ、はぁ、殺されるなら絶世の美女にだけだって思ってんだよ!熱い口づけが熱すぎて死ぬなら良いかって・・・よ!」

「病弱なーーあぃがぁとびだすもんでぃレスポールさえも!狂気にかえてしまいましたーーーあ!」


 現有と歌い手殺人鬼は夜中2時の本来は静かな街を、狂気の歌と悲鳴で真紅に染め上げながら走る。疾走する———!!

 現有の必死の闘争にもかかわらず両者の距離はゆっくりと縮んでゆく。鬼の形相の現有の、眼をひん剥いた歌い手殺人鬼の走りの速度を嘲笑うかのように距離はゆっくりと確実に縮む。

「許してくれ!!アンチコメ悪かったよ!!もうしないから!誤ってんだろ!!許せよぉ!!!」

「ノーフィクショーン」

「フィクションだったんだって!あのコメントはフィクショーン!ノンノンフィクショーーーーン!」

「すーがくとりかーはすきですがぁー国語がどーーもだめでぇ嫌いでしたぁぁああ」

 ——血飛沫

「がああああああああああああああああああああ」

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、、ただしーーぃのがどれかなやんでーーいりゃどれもぉふせいかぁいというオチでしたぁ」

「ぁっぁぁあ、はああぁ、はぁああ、、、はああぁあぃああああ」

「本日のしゅくだーいはむこせーなぼくのこと過不そーくない不自由ない最近にいきていて」

「ゲボッ、ゴポ、、ぅうぅあ、ゴポ」

「でもどうして僕たちは時々にーいや毎日ーー」

「ぉ・・・、ぁ・・・、・・・。」

「悲しいって言うんだ、寂しいって言うんだ」




「」

「どなたに伺えばいいんですか おいどうすんだよ もうどうだっていいや。」


 歌い手殺人鬼は歌っていた。最初はとんでもない目をしていたのに、現有の目が霞み始め、もう声も出ないようになったとき歌い手は酷く寂しい目をしていた。しかしやり切ったような顔にも見えた。灰のようであった。


 現有は歌い手殺人鬼に殺された。

 皮肉にもレクイエムは自分を刺した最悪の相手の静かでありながら感情で溢れた号哭であった。

 彼の歌最後の視聴者は現有であった。




 その後歌い手は捕まった。

 彼の逮捕は世に広く伝わった。逮捕動画は彼の最後の登場動画になった。再生数が自己記録を更新したことは何の慰めにもならないだろう。









面白い可能性はある。

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