14話 理想の男性
ブクマ300人突破、ありがとうございます。
【はじめに】
・本校は恋愛禁止ではない
・健全な男女関係ならOK
・だけど教育現場は恋愛に否定的
【理由】
・若気の至りで妊娠は学校側も対応困難
・ご両親もほぼ反対
・本人達も学校に居づらくなる
【実例】
過去に妊娠したカップルがいたが、話し合いの末に中絶。その後カップルは破局。さらには学校に居づらくなり、共に自主退学という悲しい結果となる。
……
…………
………………
どうしよう。
予想以上に重いというか、ガチ話だった。
てゆーかただの暴露話じゃん!
下手な教育指導よりも説得力あるなこれ!
そんな箇条書きでまとめられた意見に慄きながら続きを読んでみると。
【もし恋愛で悩んだら】
・家族、友達に相談
・相談された側も相手が真剣なら真面目に答える
・深刻な内容なら保健室へ
ここまでが先生の注意喚起らしく、次のページからは普通の保健体育の授業内容が記述されていました。
「はぁ、僕って馬鹿だなー」
予想通りいかがわしい情報なんてなかったけど、考えさせられる内容だった。
そう思えた時点で、この特別授業の訴えは正しかったのだろう。
高校生は大人じゃないけど、子供でもない。
そんな当たり前のことを再認識させられてから保健体育のノートを閉じて、まだ早いけど明日に備えて寝ることにしました。
そういえば先生の注意喚起が書かれたページの一番下に箇条書きがあったけど、あれは先生オススメの男性像だったのだろうか?
・優しい人
・ちゃんと話を聞いて、待ってくれる人
・いざという時、守ってくれる人
学校は恋愛禁止と押し付けるより、こういう注意にした方が健全だと思う




