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波。

作者: 松田葉子

寄せては返す、波のように。

貴方は私の心の中にグッと近寄り入った。

貴方に触れられた、私の心はグチャグチャにかき混ぜられる。

嬉しい気持ち、寂しい気持ち。

楽しい気持ち、不安な気持ち。


寄せては返す、波のように。

貴方は私の心の中から遠ざかる。

貴方が触れた、私の心には海草や貝殻だけが残る。

時には嬉しい気持ちだけが、時には寂しい気持ちだけが。

時には楽しい気持ちだけが、時には不安な気持ちだけが。


波にもまれて、私はくたくた。

私は海に引きずり込まれる。

私は上手に泳げない。


もがき苦しみ這い上がり、残るは寂しい気持ちなのか、残るは不安な気持ちなのか。

それとも、身を任せて魚と戯れ、残るは嬉しい気持ちなのか、残るは楽しい気持ちなのか。


寄せては返す、波のように。

寄せては返す、波のように。

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