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02-02


「早速、ダンジョンマスターとして登録いたしました。

エマ様、ダンジョンステータスをご確認ください。

ご自身のステータスを確認するのと同じ要領です。」


「わかったわ。

ダンジョンステータスオープン」


[ダンジョンステータス]

名称:第801号ダンジョン

所在地:ドラゴン・テイル国最南端大砂漠

ダンジョンマスター:エマ

レベル:1

マナタンク:10

一日あたりマナ生産量:3

現マナ量:10


「ご確認いただけましたか?

まだ出来立てほやほやのダンジョンなので、レベルは1です。

先ほども申し上げましたが、毎月マナベリーを税として納めていただくことになります。

1レベルにつき1個なので、レベル1の現在は1個ですね。

マナベリーは購入、またはマナベリーの木を育てていただく方法があります。

マナベリー1つにつき、3マナで購入可能です。

マナはダンジョンのマナをご利用になって、お支払いください。

その他、ダンジョンを発展させるための道具等はマナを利用して購入ができます。

購入できるものは、こちらのカタログに掲載されておりますので、後ほどご確認下さい。

また、ダンジョンレベルが高いほど購入できる品物も増えていきます。

ご注文は僕にお伝えいただければ、すぐにダンジョンへ納品致します!」


「わかったわ。」


「あと、基本的なことですが、ダンジョンレベルが上がるとマナタンク量とマナ生産量が増えます。

ダンジョンレベルは、経験値を獲得するとレベルアップします。

経験値は、侵入者の撃退が主な獲得方法です。


最後に大事な事ですが、ダンジョンはダンジョンマスターが殺されると消失します。

ですので、ダンジョンにたくさんのトラップやモンスターを設置して侵入者を撃退し、レベルを上げて運営していくのが基本的なスタンスですね。

トラップやモンスターもマナで購入できますので、カタログからお選び下さい。

以上が簡単な説明です。」


「わかったわ。」

「では早速、何を致しましょう?」


「まずは・・・・使用人を雇います」



▲△▲△▲△


「そろそろエマは、到着した頃だろうか」


王子メイソンは、自分以外誰もいない執務室で元婚約者のことを思い出した。

あれから、毎日あの日のことを思い出す。


「本当にこれで良かったのか……?」


ポツリと呟いた。

その問に答える者は誰もいない。




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