第6話『誰がために戦う』
夜の校舎内
SFメカ系VS異世界系キャラのバトルアクション。
賢治&淳一&担任「全宇宙の平和を守るため!」
透也&孝介「邪悪なストーカーから姫をまもるため!」
ぶつかり合う攻撃! ガッキーン!
それぞれスイッチ攻撃でそれぞれが戦う。
だが!
賢治&淳一&担任「おお!」
透也&孝介「お前たちは!」
お互いが友達&担任だと判明して戦意喪失。
最後に対峙する宇宙刑事と花子。
宇宙刑事「限定解除!」
花子「限定解除!」
お互いが限定解除して壮絶なラスボス戦が展開される。
花子が弱い女性らしさを魅せて宇宙刑事戸惑う。
誘惑されて弱体化してピンチの宇宙刑事。
そこへ烈火の如く発狂して乱入する担任。
担任「私のオトコに何をするー!」
担任が強烈なパンチを花子にお見舞いする。
終戦へ。
終戦協定の場
花子「私は困ってるんです。なのに助けを求めちゃいけないんですか。」
孝介「奴隷契約って。」
透也「不平等すぎる。」
花子「でもちゃんと契約した方が揉めないじゃないですか!
宇宙刑事「宇宙囚人303、脱走の罪で再逮捕する。全銀河連邦標準時間200922。あきらめろ。」
花子「えー。どうしてこうなるの?」
孝介「こっちがききたいわ。」
透也「いや、俺契約したままでいいけど。」
孝介&賢治&淳一「おいおい。」
担任「これからどうするんですか?」
宇宙刑事「みなさんの協力のおかげで任務を遂行する事ができました。」
担任「(ちょっと寂しい)」
透也「(じーっと見つめて)いっちゃうんですか?花子さん。」
花子「だってー、つかまちゃってー。」
宇宙刑事「ま、普通に考えて裁判だな。」
透也「裁判! そんな! 彼女を、花子さんを助けることはできませんか?
せめて今回の事件は行き違いだった事でとか。」
宇宙刑事「うーん、そりゃ君が証人になればすこしは罪が軽減されるかな?」
透也「証人?」
宇宙刑事「学校の先生、いろいろとありがとう。身体を貸してくれたおかげで
事件は一件落着しました。」
担任「(かなり寂しい)いっちゃうんですか? うるうる。」
宇宙刑事「ええ。これが俺の仕事、任務ですし。」
担任「そーおー? 残念だわ~。もうちょっと時間があればよかったのに。」
宇宙刑事「ご協力感謝します!」
透也「(意を決して)刑事さん! ぼく花子さんの証人になります!」
一同「え?」(花子の反応も)
透也「少しでも彼女のためになるなら、僕は証言台に立ちます!」
一同「え? ええ?」(花子の反応も)
賢治「(思い出したかのように)おお!これは全銀河、宇宙をまたがる愛と青春の
一大感動動画が作れる! いいですねー。」
孝介「え?」
淳一「わしも行くわ! オカ研としては見逃すことができない、二度とない大チャンス!」
孝介「えー。留守録した番組……。」
担任「じゃあ、しょうがないわね。私もついてってあげる。」
透也「え?」
賢治「先生!」
淳一「先生!」
孝介「せんせ~い!(涙目)」
担任「だって私、担任だもの!」
孝介「でも! でも! どのくらい時間がかかるんですか?(命乞い状態)」
宇宙刑事「うーん、ワープ&リープを繰り返して、ゲートからジャンプしてからの
裁判期間が終了して、君たちをここに連れ戻すまで、約40日地球時間くらい?」
孝介「40日。そんな! 無理でしょ。解散、解散!」
担任「大丈夫よ。」
孝介「え? なんで?」
担任「明日から夏休みじゃない。それに顧問の私がついて行くから問題ないわよ。」
透也&賢治&淳一「(喜びの表情)」
孝介「え? えー! 留守録の番組が~!」
完
PS.
後日宇宙連邦での裁判が結審し、宇宙妖怪の花子さんは、何にでも変身可能な
イケメン宇宙刑事の助手を行う事で執行猶予となった。
まずは派遣されたのは、地球。
夏休み明けの凸凹学生たちと担任を巻き込んで、果たして宇宙刑事と花子さんの活躍は、
いかに?