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宇宙刑事と花子さんと  作者: 宙美姫
5/6

第5話『われは宇宙刑事』

モワモワとしたイメージ画像から廊下内

目を覚ます担任。

担任「ここはどこ? 私は誰?

あ、私は担任。なにここ。どういうこと?」

声「突然迷惑をかけてすまない。私は宇宙刑事。君の意識に話しかけている。」

担任「え? は? 宇宙刑事?」

声「私は今、君の身体を借りて、周りの物質を調べ、この星の環境で動きやすいように

自分の身体の実体化の準備をしている。」

担任「は? え? よくわかんない。」

強烈な閃光が走り、画面は廊下内に移る。

呆然と座る担任の真横に、光とともに実体化する声の主、宇宙刑事。

分離の成功である。

実体化した宇宙刑事の顔をまじまじと見る。

担任「やだ! イケメン! どうしよう!」

宇宙刑事「擬態ではあるが、君の深層心理内で形成されたイメージを周辺物質を使って具現化した。」

担任「うん。よくわかんないけど、そのままでいて。」

気を失っている賢治と淳一、目を覚ます。

賢治「……ん? え? どゆこと?」

淳一「この人誰? エイリアン? なんで行き遅れ先生仲良くしてんの? 洗脳された?」

担任「ちょっと! 今なんて言った? あ?」

賢治「洗脳、されてないみたい。」

宇宙刑事「いろいろとすまない。」

賢治「ちょっと、どう言う事か説明してもらっていいですか?」

宇宙刑事「わかった。説明しよう。



別の場所

とりあえず安全の確認を終えた透也、孝介、花子。

透也「花子さん、もう大丈夫だよ。」

花子「ありがとう。(うるうる)」

孝介「賢治と淳一、化け物化した行き遅れ先生につかまっちゃったなあ。大丈夫かなあ。」

ふと見ると透也が一方的に熱い目で花子を見つめている。

孝介「ちょいちょいちょーい! ちょっと、どう言う事なのか、説明してください。」

透也の熱視線を気にしていない花子、淡々と説明を始める。

花子「わかりました。説明しましょう。私の身に降りかかる不幸な出来事を。

それが、本当にひどいんですよ、ほんとに。あのストーカー。」

透也「はー。」

孝介「まあ、それは大変だね。」

花子「とにかく私を捕まえようとしてるんですよ。いくら私が美しくて可愛いからって。」

透也「まーひどい話だ。」

孝介「助けてあげないとね。」

花子「でしょー。ですから私を守ってください。私と契約してください。」

孝介「魔法少女になれるのかな?」

透也「よしわかった。契約します!」

花子「では契約の儀式を行います。」

透也「わくわく!」

孝介「ど、どんな儀式かな。」

期待する男どもの目。

花子の目。

期待する男どもの目。

胸のアップ。

期待する男どもの目。

尻のアップ。

花子「手を出して。」

透也&孝介「はい。」

花子「いや!触らないで!」

透也&孝介「え?」

花子「さ。触らなくても大丈夫。て、手をかざしてください。」

透也「非接触なのか。」

孝介「魔法世界もそう言う時代なんだな。」

お互い手をかざす3人。

花子「ち、近いです。少し離れてください。」

透也「はあ。」

花子「距離は関係ないです。」

孝介「それだけ魔法の力がすごいのか。」

期待している男ども2人。

ちょっと引いてる花子。

一瞬だけ、ペロッと光る。

花子「はい、終わり。契約は終わりました。」

透也「え? おしまい。」

孝介「ちょっと期待しちゃったなあ。」

花子「これで契約は終わりました。あなたたちは私の奴隷です。」

透也「は?」

孝介「え?」

花子「私の奴隷。」

透也「え?」

孝介「ええ?」



相互、説明の儀

宇宙刑事「説明しよう。私はインターステラ全銀河宇宙ユニバーサルユニオンとその恒星系

および惑星群による構成された議会連邦国家連合指揮下の武装警察軍の捜査員だ。

ま、簡単に言えば宇宙刑事、かな。」

賢治「省略しすぎですやん。」

淳一「で、あのトイレの花子さんは、いったい何者?」

宇宙刑事「やつは銀河連邦監察宇宙軍指名手配氾303号。邪悪な侵略者だ。

人を洗脳して奴隷にして支配する。」

賢治「うーん、それはひどいな。」

淳一「てかトイレの花子さん、地球の幽霊じゃなかったのか。ゴイス。」

宇宙刑事「非常にすまないが君たちも逮捕に協力してほしい。」

賢治&淳一「なんかすごい事になったな。」

担任「で、どうすればいいの?」←ちょっとやる気。興味持ちグイグイ系。

賢治&淳一&担任「どうするの?」

宇宙刑事「こんな事もあろうかと」

透也&孝介「で、どうするの? これから」

花子「こんな事もあろうかと」

宇宙刑事「君たちにも戦ってもらいたい。」

賢治&淳一&担任「え?」

花子「あなたたちにも戦ってもらうわ。」

透也&孝介「え?」

宇宙刑事「今、全宇宙を救えるのは君たちだけだ。」

賢治&淳一&担任「え?」

花子「だってあななたち私の奴隷でしょ。」

透也&孝介「ええ~?」

宇宙刑事「物質構成構築完了! 転送!」

花子「魔法呪術結界構成完了! 召喚!」

ピカキーン!

賢治&淳一&担任「これは?」

ピロローン!

透也&孝介「これは?」

宇宙刑事「銀河連邦監察宇宙軍標準強化戦闘服だ。」

賢治&淳一&担任「え?」

花子「わが妖精帝国勇者選別騎士団専用強化服よ。」

透也&孝介「え?」

宇宙刑事「さあ、戦うのだ!」

賢治&淳一「え?」

担任「わ、私も?」

花子「さあ、戦って!」

透也&孝介「え?」

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