難易度調整⑤
「新たな資源ッ、それはオリハルコンだと判明!!」
「お、オリハルコンじゃと!?」
響いた採掘者の報告。
それにメアリーは、頬を紅潮させ応える。
「すごいのじゃッ、すごいのじゃ!! 従者ッ、すごいと思わぬか!?」
拍手をする、メアリー。
そしてそのメアリーの側。
そこでソリスは、感心し声を響かせる。
「オリハルコンといえば貴重に珍しい鉱物。この世界でも取れる地域が限られる資源。それが我が領地から」
感動する、ソリス。
その二人の側。
そこに佇み、クロードもまた声を発した。
「まだまだ、終わりませんよ」
「ん? なにが終わらぬのだ」
「繁栄がです」
very easyの威力。
それはこんなモノではない。
前の国はeasyで歴史に残る繁栄をしたのだから。
「繁栄が終わらない。わくわくするのじゃ」
「今はvery easyです。これをvery very easyにするという手もあります」
「ベリーベリーいーじー。うーむ。なんだかいい響きじゃ。一度、やってもらうことはできるかの?」
「仰せのままに」
メアリーの意思。
それに応える、クロード。
瞬間。
「女王様ッ、失われた禁書が数万冊!! 畑から掘り起こされたとの報告が!! これがあればッ、死者の復活!! 及びッ、失われし魔法!! 加えて伝説の装備の鍛治ッ、それが可能となるとのこと!!」
「こっちはいきなり大穴が空きッ、中から金銀財宝の山が!! その額ッ、およそ……計測不能!!」
「続々と伝説の冒険家が我が国の国民になりたいとやってきています!!」
続々と繁栄要素が舞い込んでくる。
流石に、気圧されるメアリー。
「べ、ベリーいーじーで十分じゃ。く、クロード。元に戻してくれぬか?」
「はい。かしこまりました」
very easyに変更。
落ち着く、繁栄報告。
それにメアリーは胸を撫で下ろす。
「使い方によっては怖い力じゃな。その力」
「はい。上限、下限。それがどこなのか。自分でも把握しきれていません。veryがいくらまでつくのか……怖くて今の二つが限界です」
「う、うむ。ベリーはひとつまでに留めておくのが賢明じゃな。なにが起こるか予測できぬからの」
「easyはまだいいです。ですが、hardとなると」
「はーど。とは、いーじーの逆のことか?」
「そうです」
「怖いのぉ。震えが止まらぬ。のう、ソリス」
「は、はい」
クロードの返答。
それに怯え震える、メアリーとソリスだった。
頑張って更新していきます!!
すみません!!
ここから先の部分、間違えて投稿していたので書き直します!!
ごめんなさい!!