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34 定められし七戦魔法師の宿命とは



「ラインランド、久しいですね」


【七選魔法師】のひとり、土魔法師ラインランド。【大地】という異名を持つ魔法師。

これで、ヴィリスが追放後に出会っていない魔法師は、あとふたり。

未だ姿を見せない、【神話】。そして、ヴィリスを追放へと仕向けた最悪たる根源、【深淵】のジェーン。


「おう、そうらしいな。そうか、【閃光】も【炎舞】もヴィリスに付き纏っていたんだなあ。もうこちとら人手不足さ。ジェーンさんもお怒りよ」


「では、一月もの間この古代遺跡ーーー土に囲まれた空間で怠惰に時を過ごしていてよかったのですか」


「いや、もういいのさ。ジェーン様はしばらくする本当の実力を表した。他の七選魔法師を遥かに上回る実力で、敵と呼べるものはもう無くなっていたよ」


【七選魔法師】の真の実力というのを、ヴィリスは完全に理解できているわけではない。【英雄パーティー】所属時は、荷物持ちや雑用・非魔法系の戦闘(剣など)をしていたがために、実戦の様子に詳しくないのだ。


実力比べが、できない。どれほどの脅威なのか、想像もつかないのである。


「たとえひとりだとしても、ジェーンはなんてことなかったわけですか」


「それも一理ある。このラインランドは、ジェーン様に自由にしていいという命令を受けて、自分の住処で悠々自適に過ごしていた。なんせ認められているからな」


「あなたは、僕たちと何がしたいですか」


「戦いだ。ヴィリスの今の実力が、どうか。気になるものだ」

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