人物紹介など
現段階で決まっている人物と世界観を羅列しました。
長い上にネタバレを含みます。
また、今後、設定や名前が変わる可能性もありますので、その時には随時変更します。
《人物》
●主要人物
・ルシア・フィリール:16歳(?) メインヒロインというか第九番目の魔王。もともと全能神を崇める大宗教国家・聖堂都市レナトゥスの聖女であり、実質的にレナトゥスを治める三公爵家のひとつフィリール家の姫でもあった。
ランスとは十年来の幼馴染で、相思相愛の仲だった(実際にはもっとほのかな関係)。聖女としてランスに従う旅の途中で、魔族の襲撃に遭遇して行方不明になった――とされているが、現在は最後の魔王として単独行動を行っている。ちなみに勇者の仲間だった時の記憶も持っていはいるが、人としての情緒があるかどうかは不明。銀髪紫瞳の美少女。
・ランスロット・ハウエル(ランス):16歳 もともと武門の名門で、聖堂都市レナトゥスの六卿家のひとつ、ハウエル侯爵家の嫡男で、それに見合った人徳と剣の腕を持っていた。
ルシアとは周囲も認める相思相愛の関係であったが、15歳のときに天使の啓示で勇者と認められ神剣を与えられる。そのため家督は弟に譲ることにして、国家に属しない冒険者となった。
各地を転戦して魔族と戦っていたが、たまたま私用で仲間から離れていた際に、他の仲間たちが魔族に襲撃を受け、ルシアが行方不明になったことが彼の運命を狂わせた。赤みがかった金髪の貴公子。別名『光剣の勇者』
・フェリオ、アニス:13歳、10歳 水網都市マレントゥスの主席の孫で兄妹。魔族に拐われて人質となっていた。現在はたらい回しで第六番目の魔王関係の砦に囚われている。
・ウーラ:176歳 妖獣族の魔神官の末裔。一見するとマスコットのような容姿だが、中身はかなり老獪である。ルシアの下僕を自認しているが、ルシアはあまり信用していない(他の魔王の手先で、そのうち裏切るのではないかと警戒している節がある)。
●ランスの仲間
いずれも白銀級以上の冒険者
・ゴヴァン:46歳 洞矮族の戦士。両手斧を武器にする。
・イーディス:22歳 半妖精族の少女。見た目は15歳ほど。精霊魔術と短弓を使う。
・ダグ:25歳 旅妖精の青年。盗賊でもある。
・ボールドウィン:32歳 魔術師でいちおうは貴族の出でもある。長杖を持ち儀式魔術を使う。
・エリィ:15歳 神聖魔術を使う神官。もともとはルシアの付き人だったが、自分をかばったルシアが行方不明になったことで、罪の意識を抱えている。
《世界観》
●封鎖世界〈円環をなす大地〉が舞台。
世界が円いことは理解しているが、文明レベルは中世~近世程度。
惑星の大きさは地球よりかなり大きい。
人間以外にも天使、魔王、妖族、精霊族、竜族、亜人、妖人、妖獣など様々な種族が混然と暮らしている。
●国家
人間族の場合、国はあっても国王というものは存在しない。なぜなら直接天使が統治しているため、神の代理人である王が支配するという王権神授説そのものが成り立たないから。
王に当たるのは祭司長であり、基本的にどこも宗教国家としての体を成している。
なお、国とは土地ではなく都市国家として成り立っている範囲を指す(中には100を超える都市を擁する国もあれば、ひとつの都市のみの国家もある)。
逆に魔族は明確に魔王という存在がいるので、魔王の元にテリトリーとして支配領域を持っている。その意味ではこの世界の主役は魔族と言える。なお、純粋な魔族は非常に数が少なく(いわば貴族階級)、ほとんどの住民が亜人(獣人や鬼人など)か、妖人(邪妖精や異能力者)によって構成されている。数的には人間側10に対して3程度の割合。
ちなみに天使は通常、地上から離れた浮遊大陸を棲家としているが、魔族同様に数が少ないため、大半の者が休眠状態で待機している。
●冒険者ギルド
国に所属しない者たちの互助組織。
もともと流れ者が情報交換や物々交換をするための市場のようなものであったが、いつしか独立国家のような組織になった。
現在では、国家間(都市間)の物流、交流を一手に握る超巨大組織として、この世界の人間にとってなくてはならない存在と化している。
●冒険者
元は冒険者ギルドに雇われた傭兵集団であったが、排斥された一部の特殊能力者や亜人などの混血、また魔族にも効果のある『魔石』や『魔鋼』の発見により、一部、人間としての限界を超えた者が生まれるようになり、こうした者たちがいつしか冒険者と呼ばれるようになった。
実力に応じて、鉛級(見習い)→錫級(下級)→鉄級(一般級)→青銅級(中級)→白銀級(上級)→黄金級(最上級)とランク分けされる。
ランクごとに『冒険者プレート』が配布され、これを特殊な魔具で読み取ることで個人情報から金銭のやり取りまで可能となっている(パッと見では名前とランクくらいしか書いていない)。
なお、例外的に一部能力は勇者をすら超える者たちも存在し、そうした者たちは国やギルドから、聖銀級(超級)として、『聖女』『賢者』など特別な称号を与えられることがある(ある意味、勇者よりもレア)。
●勇者
人間の中からごく稀に生まれる冒険者を遥かに凌駕する超越種。
ことに対魔族戦闘においては無双の強さを発揮することから、天使の生み出した戦闘種族の末裔ではないかと思われる。
本編の主人公であるランスロット・ハウエル(ランス)も、15歳の時に水竜を単騎で斃す功績を立て、16歳にして第二大天使によって『勇者』と認められた。
なお、勇者とは唯一無二の存在ではなく、ひとつの時代におよそ十人から多い時には五十人ほどいる。
●妖獣
魔素の影響で変化した妖精や生き物の末裔。一般的に魔族の一種だと思われているが、純粋な魔族とは別物である。一応、体内に魔石があるが、純粋な魔族が複数個あるのに比べると、大抵一個でサイズも小さい。
●通貨
通常は紙幣はなく硬貨が使われる。ただし基本的に同じ都市国家郡、もしくは近隣の国同士でなければ通貨は通用しない。
それとは別に冒険者ギルドで独自通貨も使われており、単位は1ボル(50ボルで白パンが1個買える)からであるが、電子マネーに近い形で運用され、冒険者プレートに金銭情報を乗せる形で使用するので、実体としての貨幣は存在しない。
物語の最初の舞台となる草原国家オーガスタでは、物々交換が基本。もっとも黄金や魔石での交換であれば、たいていどこの国でも交渉可能である。
《魔王》
・全能神との戦いで相討ちとなり、八つ裂きとされた魔帝神のパーツを核として生まれた魔族の王。
基本的に魔族と天使は個体として完成されているため子供を作ることはできないが、例外的に魔王(第一世代である真魔王のみ)眷属を生み出すことができる。
・また、魔族の特徴としてはこの世界に偏在する魔素が空気のように生存に欠かせないが(酸素を二酸化炭素として排出するように、魔素を瘴気として変質させる)、魔王は異相空間から魔素を恒久的に捻出することができる(存在するだけで連鎖的に捻出し続ける)。
(1)第一番目の魔王
魔帝神の頭部を核として、当時の妖精王のひとりを媒体として生まれた魔王。
自称・大魔王。実際、それに見合った能力と発言力を持っている。
通常は白髪白髭の老人の姿をしている。
狡猾にして尊大な魔王。
(2)第二番目の魔王
魔帝神の胸部を核として、魔帝神の守護獣を媒体として生まれた魔王。
デフォルトの姿だと獅子とも狼ともつかぬ巨獣。通称・獣魔王。
通常は長身でガタイの良い女性の姿をしている。
気風のいい姐さんタイプで、ハグレ魔族や妖獣族の部下に慕われている。部下の数でいえば最大派閥。
第一魔王とその一派とは性格的に相容れないところが多い。ルシアとは馬が合う。
(3)第三番目の魔王
魔帝神の右腕を核として、魔竜を媒体として生まれた魔王……だったが
およそ二千年前に第一の魔王の助力を得た、第三魔王の眷属の一体が主を弑逆をして、取って代わった。
こうして魔王位を簒奪した魔王は、基本的にただの『魔王』と呼ばれ、
本来の魔王は便宜的に『真魔王』とも呼ばれる。総合能力的には、『真魔王』には及ばない。
通常は男とも女ともつかない爬虫類のような姿をしている。通称・蛇魔王。
性格は冷酷非道。第二とルシアのことは敵視している。
(4)第四番目の魔王
本来は魔帝神の左腕を核として、巨人族の族長を媒体として生まれた魔王であった。
現在の魔王は五代目か六代目である。入れ替わりが非常に激しい魔王。
正体は不明だが、黒い杖を携えた黒い霧の中に赤い目が浮かんだ姿の魔王である。
性格は寡黙で、ほとんど喋らない。第一魔王の眷属であると目されている。
通称・幻魔王。
(5)第五番目の魔王
本来は魔帝神の胴部を核として、巨獣種を媒体として生まれた魔王であった。
現在は滅んだ魔術帝国の遺産である光り輝く八面体が引き継いだ魔王。
通常は位相空間に沈んでおり、会話等のインターフェイスとして額にクリスタルを
埋め込まれた人間などを使役する。
思考形態が異なり過ぎて何を考えているのか不明。
通称・機魔王。
(6)第六番目の魔王
もともとは魔帝神の右足を核として、世界樹の一柱を媒体として生まれた魔王。
第一魔王の眷属であった魔将数人がかりでこれを斃した。
このため魔王の力も分散され、元魔将五人でひとりの魔王という変則的な形となってしまった。
現在は五爪衆と呼ばれる。実際は第一魔王一味の使い走り。
①鬼魔将(男性型)②炎魔将(無性型)③氷魔将(女性型)④空魔将(男性型)⑤粘魔将(両性型)
(7)第七番目の魔王
魔帝神の左足を核として、吸血鬼の真祖を媒介として生まれた真魔王。
他と群れるのを嫌う。退屈なのを嫌う。むさい男は大嫌い。美しいもの、珍しいものが好き。
他の魔王とも特に交流はない。気分屋。ルシアのことは剥製にしたいくらい気に入っている。
通称・夜魔王。
(8)第八番目の魔王
魔帝神の腰部を核として、大海竜を媒介として六百年前に生まれた
第九番目の魔王を別にすれば最も新しい魔王だった。
二百年前に史上最強と謳われた勇者と相討ちになったが、瀕死の勇者と魔王の利害が一致して
勇者と魔王が融合した超変則魔王。
普段は大剣を携えた剣士の姿をした青年。基本戦闘狂。面白がって歴代の勇者を殺しまくっている。
通称・剣魔王。
(9)第九番目の魔王
魔帝神の心臓を核として、その素養と霊力の高さから聖女と呼ばれるに足る少女を媒介として生まれた真魔王。
なお、最初から完成されている他の真魔王と違い、当初は非力であるが学習や自己進化によって変化する魔王である。
そのため、現在の能力はもともとの聖女としての能力(神聖魔術)+魔族としてのデフォルト能力(瞬間移動+念動+念話等)に毛が生えた程度しかない。
見た目は銀髪紫瞳の美少女で、基本は勇者ランスの仲間であった当時と変わりはない。
現在の力のほどは、
第一≧第二>>第七>|越えられない壁|>第五>>第八>>第三>>第四>>|越えられない壁|>第六>>>>第九(ただし、今後の伸びしろ∞)
通称・聖魔王……と呼ばれる予定。
《天使》
・魔帝神との戦いで消滅した全能神が、消滅の寸前に生み出した分霊にして複製。はっきり言えばデグレード版。
基本この世界は未完成のため、魔王が九柱、大天使が七柱いないと安定しない構造になっている。このため、この七天使のみ分身複製を作り出すことができる。
なお、大天使は存在するだけで一定空間における魔素リソースを恒久的に食い尽くす(これを浄化と言っているが、実態は対消滅)。そのため大天使と真魔王が同時に同じ場所に存在し、まして本気で戦った場合、空間が持たず最悪、連鎖的に世界が崩壊する可能性も危惧される。
(1)第一大天使
(2)第二大天使
(3)第三大天使
(4)第四大天使
(5)第五大天使
(6)第六大天使
(7)第七大天使
※全能神の分霊であるが、第一世代であるのは四柱(1、3、4、7)だけで、残りの三柱は魔王との戦いで消滅し、後を引き継いだ二世、三世に取って代わられている。
真魔王もそうだが、下手に眷属や分身を作り出すと、その分オリジナルの力が低下する(外から力を補充して一時的にブーストをかけて作り出すのが普通だが、それでも若干の弱体化は避けられない)。その上、眷属や分身は代を重ねるごとに劣化するため、魔族や天使は簡単に数を増やせない。
そのため現在は魔王と天使の間での直接的な戦闘を避ける傾向にあり、魔族側は妖獣によって人間を狩り(魔王が本腰を入れたら人間はあっという間に駆逐される。やらないのはやる必要がないから)、天使側は『勇者』に『神剣』や『聖剣』を与えて、代理戦争をさせている。
ちなみに『神剣』『聖剣』というのは、実のところ中級~下級天使が姿を変えて剣の形をしている。反則ギリギリの兵器である。なお、その威力は、魔王が『無防備に受けたら怪我をする』程度。




