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#1 【プロローグ・犯行】

【プロローグ】

6月某日


外は雨が降っている音が今日も聞こえる。

雨雲が多いため、太陽が見える日が少ない……。

この時期は、なんで雨が多いのだ?

きっと外はジメジメしているのだろう。


部屋の中にいても湿気がすごいから、結局は変わらない。

でも今の私は、外に出たい。

温かい日差しを浴びたいのに。


いつになったら……。 

  いつになったら……。

    いつになったら、このコンクリートの部屋から出られるのだ?




【犯行】

5月頃、私は人間を刺した。

正確には殺したというところだろう。


私は、肌が美しい人間を見ると殺意が収まらなくなる。


別にそのような人間に深い因縁があったとか、私を裏切ったとか、そういう理由でやったわけではない。

ただ純粋に、その美貌ズタズタにすることが“最高の快楽”だと感じるようになったから。


ある日、コンビニに寄り

暗い夜道を歩いている途中、目の前に髪が長く美しい人間が歩いていた。


素晴らしい……。やりがいがありそうだ。


普通の人間だったら、後ろから刺してからバックなどを奪うのが一般的らしい。

だが、それは私の快楽に反する。


私は、バックを奪いとった後走り、追ってくる人間を忍ばせたサバイバルナイフで切り裂く。


そして人間の腹部、心臓を何回も刺す。



この刺している瞬間が、たまらない。


キャー!!! 誰か―助けて!!! と言っている声もたまらなくいい


最高の快感だ!


しばらくすると刺したところから、

ドロドロした液体が流れ出した。暗くて何色しているかわからない。

でも、容易に想像がつく。が、あえて言わないでおこう。


その後、賞金として、奪ったバックからお金を取る。


そんなことを何回も、何十回もやった。


私の快楽を満たすために。

もちろん


後日、人間達から奪ったバックをあさってみると、何十回もやったのに合計1万円。

平均で1人1000円前後。


奇跡と言えるくらい、はずれだった。


はずれだとわかり、バックを棄てようと思ったら、「警察だ!」 と名乗る人間たちに突然逮捕された。

そして、警視庁とかいう場所に連れて行かれた。


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