メリーナ
「教えてやる。そこにいる、シャーロットは…」
そうレイストが言いだした瞬間、教会の扉が開いた。
「…来たな…」
そう言って構えるレイスト。
私は止めようとしたその時、
「カハッ…!」
隣で血を吐き出したレイスト。
なんで…どうして…今、誰も何もしていないのに…
すると、教会から出てきたのは、
「メリーナ…さん…?」
いや、違う…メリーナさんだけど、何かが違う…
「あの女はメリーナ…堕天使だ…」
苦しみながらそう伝えてくるレイスト。
その堕天使という言葉に驚きが隠せない私たち。
「メリーナさんが、堕天使…?一体、どういうことなの…?」
そう疑問をレイストに投げかけると、
「あははっ!!」
!?
突然、笑い始めたメリーナさん。
「よく来たわね、みんな揃って…その男がバカで助かったわ…その男のおかげでこの国を壊す準備が整ったわ…!」
「どういうことだ!!」
そう言ってクリス様は剣を抜いた。
「ふふっ…あなたが私に勝てると思ってるの?この世にいる誰も、私には勝てないわ!!私は誰よりも、強いの…あなたのその剣でも、この中で魔法を使える奴らの魔法でも、私には勝てないわ。用があるのはあなたじゃなくて、シャーロットよ!ふふっ」
私に…一体、どうして…
「シャーロット…いや…私はあなたのその中にいる人間に消えてもらいたいのよ…」
!?
メリーナさんにも、バレてるの…?
それに、消えてもらいたいって、どういうこと…?
「どういうことだ…中の人間って…」
クリス様がそう言うとメリーナさんは笑った。
「あははっ!もしかして知らなかったの!?教えてあげる。この子は、身体はシャーロットだけど…」
やめて…言わないで…お願いだから…
「この子の中身は、別の世界からこのレイストが転生させてきた別人よ!別世界で聖女のように優しく、誰からも愛されていたこの女を連れてきたのよ!バカね!あなたも…あのシャーロットが急に変わってもなんとも思わないなんて!あははっ!」
言われてしまった…
クリス様の顔を私は見れない…
「シャーロット…どういうことだ…君は、一体…誰なんだ…」
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