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二人の人骨の正体

部屋へ着き、扉を開けて中に入る。

そして私は真っ先に隠し扉の前に立つ。

だけど、その前にレイン様が一応見ておこうと言って真実解放魔法を使った。だけど、この部屋には何もなく、やっぱり光の反応があったのは隠し扉の向こう側だった。分厚い扉なこともあってレイン様のこの魔法でも扉の向こう側に何があるのかは分からなかったらしい。正直、私とソフィアとリューストはこの先に何があるのかは分かってるけど、それは伝えず、私はお二人の目で確認してほしかった。


扉を開けてくれとアーサー様に言われ私はボタンを押して扉を開けた。中は相変わらず真っ暗で進まないので灯りを持ってこようとするとアーサー様に必要ないよと言われた。


「どうしてですか…?灯りがないと暗くて進めませんよ?」


私が聞くとアーサー様は、


「魔法があるじゃないか。」


「でも、私にはそんな魔法は…」


「俺が見せてあげるよ。」


そう言ってアーサー様は魔法を見せてくれた。


「星煌魔法。スタールーメン。」


そう唱えた瞬間、小さな星のような光が現れ、周囲が明るく照らされた。


「すごい…綺麗…」


「シャーロット様!本当に星が輝いてるみたいですね!」


私もソフィアも大興奮。まさに近くに星が降ってきたような感じ。そんな私たちを見て笑うアーサー様。


「シャーロット、ソフィア、君たちもやってごらん!」


私とソフィアは二人揃って、


「「星煌魔法。スタールーメン。」」


そう唱えると二人分の力なのかアーサー様一人でやったときよりも明るく照らされている。それを見たアーサー様が、


「すごく綺麗だね。」


そう言っていた。その灯りを使いながら中へ入ることになり、階段を降りていく。昨日、ランタンを使って入ったときよりも断然明るくてよく見える。そして、階段を降りれば、隠し部屋の扉が現れる。


「この中です…」


そう言って私はその扉を開けた。

そして中に入るとアーサー様とレイン様が顔色を変えた。


「なんだ…これは…」


「一体…どうしてここに人骨が…」


お二人はまた険しい顔をしていた。

それもそのはず。だって人骨を見せられたんだもの。

そんな顔になるのは当たり前。


「私がお二人に見ていただきたかったのはこれなんです。ですが、私はこれに関して見ていただきたいものがあるのです。」


「何かな…?」


少し警戒するように聞くアーサー様。

私は、昨日見た二人の男女をアーサー様とレイン様が知ってるかどうかを知りたかったこともあり、昨日のここで見た光景を見せることにした。初めは昨日使った魔法で…


「真実の魔法。インヴィスト。」


そう唱えると、骨が光を放つ。

その光の先に見えたのは、昨日と同じように一人の男性と女性の姿が映し出された。


「これは昨日、私たちが見た光景です…このお二人がどなたかご存知ですか…?」


聞いてみるけど、お二人とも後ろ姿だから分からないとのことだった。でも、女性の方は見たことある気がするらしい。そこで、今日レイン様に教えてもらった真実解放魔法を使うことにした。この魔法を使えば、もっと分かることがあるはず。


「真実解放魔法。ヴェリタスレヴェラ。」


そう唱えると、さっきよりも骨が強く光を放つ。

そして現れたのは二人の男女。

だけど、その姿は後ろ姿ではなく倒れている姿だった。そして倒れてる男女二人の前には二人の女性、五人の男性たちの姿が。でも、その姿は私だけでなくみんながよく知る人物たちだった。


「あれって、お母様とリーシェ…?」


「そうですね…確かに奥様とリーシェ様です…」


「それに男性たちの中にお父様の姿もあるわ…」


そう言うとアーサー様は、


「それだけじゃないよ。」


と私たちに言った。


「あそこにいるのは、ヒューデル公爵、アルフレッド、テリフィア公爵、そしてシューセントだ…」


「そんな…まさか。」


リーシェがと関わりがあった人間、そしてお父様とお母様がなぜここに…しかも倒れてる人たちの前で…

だけど、衝撃を受けたのはそれだけじゃ無かった。


「お母様……?お母様!!!!」


そう言って骨の方へ近づくレイン様。

そんなアーサー様も、最初から気づいていたみたいで、涙を流していた。だけど、私たちには何がなんだか分からなかった。どうしてここにアーサー様とレイン様のお母様が…


「じゃあ、隣の男性は一体…」


リューストが不思議そうに言うとアーサー様が


「伯父さんだよ…俺たちの…」


「伯父様…?」


「うん。そうだよ…俺たちの伯父さんだ…いわゆるお母様のお兄様だよ…」


「どうしてここに…」


「さぁ…ただ、これで分かっただろ…俺たちがどうして君の両親と妹、そしてアルフレッドを恨んでいるのか。もちろん、お父様もテリフィア公爵もシューセントも恨んでるよ。ずっとね…」


拳を強く握るアーサー様とレイン様。

一体何が起きたのかは私には分からない。

だけど、何でお二人が恨んでいたのか分かった。

アーサー様とレイン様の実のお母様、そして伯父様に何かあったんだ。そしてその原因がここに映し出された人たちなんだ。アーサー様とレイン様は何かを知ってしまったんだわ…だから、恨んでるのね…


少しずつ繋がりだした…

いつも読んでいただき誠にありがとうございます!もしよろしければ、ブックマークや☆評価を頂けますと今後の作品づくりの励みになりますのでよろしくお願いします!!

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