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新たな魔法②

レイン様が部屋を出たので私たちもそれに続いて部屋を出る。そして次に、リーシェの部屋へと向かった。


部屋に入るとすぐさまレイン様が魔法を使った。


「真実解放魔法。ヴェリタスレヴェラ。」


真実解放魔法…

レイン様が唱えると、部屋の中が強い光に包まれた。

すると、この部屋に隠された事実や秘密が完全に暴露され、目の前に可視化された。


「これってまさか…私の使える真実の魔法と同じ魔法ですか…?」


「まあ、そうだけど、この魔法はもっと強力だよ…今は扉を閉めているからこの部屋だけだけど、この部屋を出てこの魔法を使えばこの屋敷にある部屋すべての秘密が見えるよ…」


すごい…この屋敷すべての秘密…

でも、気になることがある。

私が使える真実の魔法やレイン様が今使った真実解放魔法は対象物以外の秘密や隠し事は見えないのかしら…光に包まれているこの空間にいるなら見えてもおかしくないのに、私が使ったときも、今も、ここにいる人の秘密とかは何一つ見えない。それは一体どうしてなんだろう…この疑問を聞こうとするとレイン様に気づかれたのか教えてくれた。


「ここにいる人たちの秘密が見えないのは対象物じゃないからだよ。魔法っていうのはどれだけ強く想うかだから。これが対象物対する想いが弱ければ大した内容は現れないよ…もちろん、俺が君たちを対象物にすれば君たちのことがすべて分かるけどね…例えば、想い人とかね…」


まあ俺は興味ないけどと言いながら、魔法を続けるレイン様。アーサーと私たちはリーシェの部屋に関する秘密などをくまなく見た。だけど、この前にお二人に伝えた情報以外には大した情報がなかった。


そして、問題は昨日見つけた絵画だった。

この絵画はアルフレッド様がリーシェに渡したもの。

それが分かった。でも、他にも分かったことがある。

これをアルフレッド様に渡したのが、レイン様が見たアルフレッド様が夜な夜な会っていたあの盗賊たちだった。


「やっぱり…」


ここにいる全員が分かってはいたけど、呆れて言葉も出なかった。アーサー様もレイン様も公爵家の人間として恥ずべきだと言っていた。本当に公爵家の人間なのかと私も疑ってしまうほど悪人に会うなんてあり得ない行為。どうしようもない人なんだろうなぁ…でも、本当に目的が分からない。アルフレッド様が盗賊たちと会う理由は一体…


「シャーロット。この魔法使って見る…?」


確かに、この魔法も使えるようになるべきだと思う。


「はい。やってみます。」


そう言って私は、


「真実解放魔法。ヴェリタスレヴェラ。」


と唱える。するとレイン様同様に強い光がこの空間を包み込んだ。可視化される秘密。内容もレイン様が唱えたときと同じ。すぐに習得できてることが嬉しい。

これを使って他の部屋ももう一度調べたい。


部屋を出て私はレイン様にお願いをした。


「レイン様、さっき部屋を出て真実解放魔法を使えばこの屋敷の部屋すべての秘密が見えると仰っていましたよね?それが本当であれば、今ここですべての部屋の秘密を見ましょう。ですが、流石にこの部屋の多さです。なので、私もお手伝いさせてください。」


するとレイン様は、


「君と俺は考えることが似てるかもしれないね…俺もそのつもりだったから…ここから魔法を使ってもあれだから一度下に降りてこの屋敷の中心で魔法を使おう…」


そう言って私たちは下へ降りて屋敷の中心に立った。


「この屋敷のすべてが見えるとは言ったけど、見えると言っても秘密や隠し事が重要なことやバレてはいけないものが隠された部屋にしか強い光が現れない。それに強い光を放つだけで可視化されるわけじゃないから、内容を確認するにはその部屋に行かないと分からない。だから、ちゃんとどの部屋が光っているのか見て覚えてね…」


「分かりました。ソフィア、リュースト、二人ともよく見て覚えておいてね。」


「「分かりました。」」


私とレイン様は背中を合わせ同時に魔法を唱える。


「真実解放魔法。ヴェリタスレヴェラ。」


すると、一部屋だけ異常なほどに強い光を放つ部屋があった。それは、あの人骨が見つかった部屋だった。

他に強い光を放った部屋は無かったこともあり、私たちは魔法をすぐに解除しあの部屋へ向かった。

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