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訪れたチャンス

目が覚めると夜になっていて外はもう真っ暗だった。

リューストが部屋に食事を持ってきてくれて、自分の部屋で夕食をとる。お父様、お母様、リーシェと食事を共にしなくなって何日経ったんだろう…

それでも何も言われないってことは、それほど私に関心がないということ。まあ、私からすれば自分の好きに出来るからそれでいいけど。


明日は、朝早くからお父様とお母様が隣国に行って二日間は帰らないらしい。それに、リーシェもついて行くそうだから明日から二日間はこの家にいるのは私だけ。明日がチャンス。ありがたいことにソフィアとリュースト以外の使用人たちもこの二日間は全員休暇を取らされたらしいから自由にお父様とお母様が使ってる部屋もリーシェの部屋もとことん調べられる。


明日、ソフィアとリューストにも手伝ってもらって調べよう…




────────────────────




翌日、隣国へと向かったお父様たち。

その姿を窓から確認して、私は朝食を食べに行く。

ソフィアが用意してくれたサンドイッチとリューストが用意してくれた紅茶を朝食で食べた。そして、二人に今日と明日は部屋を手分けして調べることを伝えた。


「手分けしてっていっても、リーシェ様の部屋はあれだけど、さすがに私やリューストさんが旦那様と奥様の部屋を調べるのは良くないんじゃ…」


確かにそう。お父様とお母様が使ってる部屋を二人が調べて、もし、元々あった場所とは違う場所に物を置いてしまったりすれば、一番に疑われるのは、二人…


「そうね。だから二人には、他の部屋を調べてもらいたいの。」


「他の部屋を?」


「うん。この屋敷にある全ての部屋をね。」


「それを俺たち二人だけでか!?」


「分かってるわよ。私はそんなに酷いことはしない!私はあの二人の部屋とリーシェの部屋が終わればすぐにそっちを手伝うわ。もちろん、途中で呼んでくれても構わないし、私の使える真実の魔法が役に立つかもしれないから何か怪しいところや気になることがあればいつでも呼んで?」


「分かった。」


そして、私たちはそれぞれ部屋の調査を始めた。

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