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クリスからの手紙

ソフィアに何があったのか聞くと、


「実は、シャーロットにお手紙が!」


「一体誰からの?」


「クリス第一王子です!!」


「クリス第一王子から!?」


一体何かしら…演奏のお願い?

ソフィアから手紙を受け取り、そこにはこう書かれてあった。


────────────────────


シャーロットへ


この間は屋敷にて素敵な演奏をありがとう。

良ければ、また君の演奏を聴かせてほしい。

だけど、それよりも先に君にもう一度、会って話をしたいんだ。だから一度、お茶を一緒にどうかな。


                    クリス


────────────────────


「お茶を一緒に…」


どうすればいいんだろう。でも、断るのは失礼な気もするし、それに、これに行かなければ今後、運命を変えるのが難しくなっていく気がする。なら、選ぶ道は一つしかない。


「ソフィア、紙とペンを持ってきてくれる?返事を書くわ。」


すると分かったと言い紙を取りに行くソフィア。

部屋に残るのは私とリュースト。そんなリューストは私に、


「行くのか…?俺は反対だ。何が起こるか分からない。」


私の目的を知らないからリューストがこういうのも分かる。けど、このお誘いは必要なことだから。


「確かに、何が起こるかは分からないけど、これも何かの縁だし、行くわ。」


そう言うとリューストは、


「…分かってんのか…いくらクリス第一王子とはいえ男なんだぞ。何されるか分からないだろ。」


怒ったように言うリュースト。心配なのは分かるけど…


「さすがにクリス様はそんなことしないわよ。あの人はいつかこの国の王になる可能性もある人なのよ。そんな人が変なことすると思う??」


そう言うとリューストは、私をベッドに押し倒しこう言った。


「いくら将来王になる可能性があったとしても、男は男なんだよ。好きな人にはどうしようもなく触れたくなるもんなんだよ。振り解いてみろよ…出来ないだろ…

男の力は強く、強引なんだよ。ただ俺はお前を他の男に触れさせたくはない… そろそろ気づけよ(ボソッ)」


最後ら何を言っているのか聞こえなかったけど、リューストは多分私を心配してこう言ってるのね……とりあえず一度、私の上から離れてほしい…


そう思っていると、


「シャーロット様!紙とペンを持って…きました…?ちょっと!何してるんですか!?」


あ…完全に誤解された…


「リューストさん!離れてください!!」


「違う!ソフィア!これは誤解だ!」


「何が誤解なんですか!!」


「だからこれは…」


私に助けを求めるように見てくるリュースト。


「ソフィア、大丈夫よ…リューストの言う通り勘違いよ。」


そう言うと疑うような顔をしていたから、どういう経緯でこうなったのかちゃんと説明した。するとソフィアは、


「良かった…安心した〜!私、てっきり、リューストさんが抑えられなくなって押し倒しっん!!!」


リューストが突然ソフィアの口を手で塞ぐ。


「リュースト…?何してるの?」


「いや…なんでも…」


「とりあえず、ソフィアが苦しそうにしてるから離してあげなさい。」


そう言うと素直に離すリューストに息が上がってるソフィア。そしてリューストはソフィアに余計なことを言うなと言っていた。ほんと、二人は仲がいいんだか悪いんだか分からないわね…


その後、私はリューストに伝えた。


「リュースト、ごめんね。リューストの言うことは分かるけど、これからのためにも行くべきだと思うの。それにお茶と言っても室内とは限らないでしょ?室外の可能性もあるわ。もちろん、危なくなったら二人を呼ぶわ。約束する。」


そう言うとリューストは、


「シャーロットは昔から一度決めたらことは最後までやるから分かってはいたよ…分かった。何かあったらちゃんと俺たちを呼ぶならいいよ…」


「ありがとう、リュースト。」


そして私は、ソフィアから紙とペンを受け取り、急いでクリス様の手紙の返事を書いた。


────────────────────


クリス第一王子殿下


お手紙拝見いたしました。

もちろん、私のようなものでよろしければ、お話に伺いたいです。日時や場所などはお任せいたします。

ですので、お返事お待ちしております。


シャーロット・トルデイン


────────────────────


封筒に入れて蓋を閉じ、ソフィアに手紙を出してもらった。

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