プロローグ
人によっては気分が悪くなる表現が含まれます。無理な方は飛ばしてください。
遺書の書き方なんて知らないので書きたいことを書いていきたいと思います。
まずは、先立つ不幸をお許しください。ずっと死にたいと思っていてようやく死ぬ勇気を手に入れることができました。ずっと死にたいなって思って生きてきて、未来に夢も希望も見れないのに自分から死ぬ勇気がなくて誰か殺してくれないかなとかここで死ねたらなって考えて生きてきました。今考えているなかで一番大きいことは失敗したら嫌だということです。生き残りたくないです。
一応遺書なのでボールペンで書いてみましたが書きずらいのでやめます。
色々考えたんです。
こうして遺書を書いてるうちに落ち着いて生きようと思えるかなとか、ここで死ななければ生きててよかったと思える日が来るのかなとか、こんな私でも死んだら泣いたり怒る人がいるんだろうなって考えはしたんです。
流されるまま、なんとなく生きてきました。
生きていることに価値も希望も持てないんです。自分が恵まれていることも、たくさんの人に助けられてここまで生きてこれたことも知っています。友人にも家族にも恵まれて、死にたいと言ったら助けてくれるだろう人がすぐに思い浮かぶ環境にいるのもわかっているんです。それでも、生きて思考していくのが辛いんです。こんな理由で死ぬなんて最低な不幸者だってわかってても死にたいんです。
たくさんたくさん迷惑ばかりかけてごめんなさい。とっとと死ねなくてごめんなさい。
食べても吐いて、無理やり食べて、落ち着いて、また吐いてというのにも疲れたんです。美味しいと感じるのに食べれないのも、お腹が空いてるってわかってるのに食べる気になれなくて吐くのも、何も食べてないのに気持ち悪くて吐くのも嫌なんです。
死ぬことはなんとなくでは出来ませんでした。
死にたいなって思う思い出がたくさん積み重なって、どれが死にたい理由なのかわからないです。
何度も考えて、死ぬことを選びました。
生きていて死んでおけばよかったなと思うことはあっても、死んだことを後悔することはない自信があります。
今までお世話になりました。本当にありがとうございました。
詩織