表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ホープ・トゥ・コミット・スーサイド  作者: 通りすがりの医師
第三章 『P.I.G.E.O.N.S.』問題
130/239

◇贈り物、したい気分◇

ジル「メリー、クリスマス……」













ジル「ホープ、ちょっといい?」



ホープ「え?」



ジル「ん……プレゼント」



ホープ「いや急すぎるけど……何で?」



ジル「……今日、そういう気分」



ホープ「そ、そっか。ずいぶん綺麗な箱だし、厳重に包んであるけど、どうやって作ったの?」



ジル「気合いで」



ホープ「……」



ジル「開けてみて」



ホープ「えっ、もう?」



ジル「……イヤ?」



ホープ「それは無い、それは無い。開ける。今開けるよ」



ジル「……」



ホープ「……」



ジル「……」



ホープ「あの、なっ……何も入ってないけど……」



ジル「何を、期待してた?」



ホープ「いや別におれは何も期待してないけどさ、普通……その、何か入ってるでしょ。まさか空洞とは思わなくて」



ジル「……なんてね、冗談。これが、本当のプレゼント」



ホープ「え?」



ジル「ぎゅっ」



ホープ「……お、おお。ハグね」



ジル「ん。悪くない、でしょ?」



ホープ「悪くないというより、むしろ良いけどさ……あのさ」



ジル「ん?」



ホープ「せっかくプレゼントしたい気分だったのに、肝心のプレゼント……思いつかなかったんだね? ジル」



ジル「あ、バレた。一瞬で」



ホープ「無理しなければいいのに……」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ