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正しい選択  作者: 冬野雪
第1章 異世界召喚
1/1

邪神殿の中にて

その女性は、肩まで届く赤い髪を一つにまとめ

髪と同じ赤い瞳が千斗を見据えている。

その面差しは、大人の美しさと幼子の可愛らしさ

を感じさせた。

身長は百六十センチぐらいだろうか

赤色を貴重とした服装は、派手な装飾品などは付いていなく、とてもシンプルで動きやすそうだ。


「あなたこの神殿に何をしにきたの? 普段は、誰も近寄らないのに。」

「神殿?ここは神殿なの?」

「そうよ。 邪神フォートの神殿 まぁみんなは、

邪神殿とか言ってるけど。」


邪神フォート? 聞いた事無いな。


「それで もう一度聞くわよ。 あなたここに何をしにきたの。」

「いや 何をしに来たというかいつの間にかここにいたんです。」

「はぁ? いつの間にかいた? あなたもしかして異世界から来たの?」


その質問は予想外だった。まさか、異世界から来たと当てられるなんて。もしかして、この世界では異世界召喚は珍しくないのか?


「はい。 そうです。なんで分かったんですか?

もしかして、この世界では異世界から人が来る事は珍しくないんですか?」

「そんなわけないじゃない。異世界から人や物を召喚するにはとんでもない魔力が必要なのよ。

だけど、大変なのは魔力だけそれさえあれば

誰でも召喚できるのよ。まぁでも異世界人を召喚するなんてそれこそ邪神フォートぐらいだろうけどね。」


魔力 その言葉に僕は心を躍らせた。

この世界には、魔力や魔法と言った物があるのか


「それにしても。異世界から人は初めて見たわ

ねぇ?あなたの世界のことをしえてよ。」


そう言いながら彼女は、グイグイと近づいて来た


「ええ。もちろん良いですけど。

その前に、あなたはここに何をしに来たんですか?」

「わたし?私は、神殿の調査をしに来たのよ。」

「調査?」

「そうよ。私は考古学者をしている。

クレア・フォールゼンと言うの。気軽にクレアでいいわ。」

「考古学者ですか。」

「あなたは?」

「ああ!すみません。申し遅れました。石川千斗

と言います。元の世界で学生をしていました。」


そう言いながら僕はクレアに対して小さく会釈をした。


「いしかわせんと?変わった名前ね。」

「あはは 。 クレア達にとってはそうかもしれません。 ちなみに石川が苗字で千斗が名前です。」

「わたし達とは、逆なんだ。」

「うん。そうみたいです。」

「さてと、お互い自己紹介は終わったみたいだし

ひとまずここから出ようか」

「はい!そうですね。」


僕の軽快な返事が神殿内に響いた。


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