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最初の一歩!

久しぶりにこちらにも不定期更新で行きます!

応援して下さると、嬉しいです!

ボランティア活動の帰り道・・・。

俺は光に包まれ、意識を失った・・・。 目が覚めたら・・・


「ここは・・・?森?」


辺りには木しかない・・・。

完全に森だが、明らかに住んでいた森の木とは違う・・・。

明らかに違う確証はないが、そんな気がしてしょうがない。


「森だけど・・・何かが違う・・・。 ん?足音?」


低い木々をかき分ける音がして、近くの灌木の陰に隠れる。

そして、そこから出てきたのは・・・小人の様な生物が3体。


「ゴブリン?それと・・・人?!」


「ぎぎっ?!」


「やべっ、気が付かれた!こうなれば、先手必勝!」


俺は近くに落ちていた石を持っていたタオルに入れ、即席のメイスに仕立てて、ゴブリンの頭を横から殴る。 何かの砕ける感触を感じるが、確認している場合ではない。 そのまま殴ったゴブリンを蹴り飛ばし、側にいたゴブリンにぶつける。 仲間が飛んできたことで、初動の遅れたゴブリンが倒れた所に振り下ろされるメイスもどき。 呆気なく2体が死ぬと、最後のゴブリンは仲間を見捨て、逃げる。


「仲間を見捨てんなっ!」


「ゴッ!」


メイスもどきを飛び武器にして、タオル内の石をゴブリンに向け、投擲。

タオルの遠心力で勢いの付いた石は、ゴブリンの後頭部にあたり、倒れる。 すかさず俺は彼らの持っていた錆びているが、ナイフを持って3匹共に止めを刺す。


「ふう・・・。 まさか山でのキャンプでの遊びやハンマー代わりに使った方法が役立つとは・・・。経験はするもんだねぇ。」


そんなことを考えていると、頭の中でファンファーレが響く。


『パンパカパーン!!レベルが上がりました!ステータスの確認をしてください!一部の武装が解除になりましたぁ!!』


「ステータス?完全に異世界だわ・・・。 ここ。 まあ、良いや・・・。」


ステータスを確認すると、やはり現代っ子の雑魚ステータス・・・。

体力をはじめ、それ以外の数値も雑魚。

知力だけは、やはり高い。 勉強はするからね・・・。

だが、注目するのはそこではない。

今回の戦いでレベルが上がり、装備の武器が開放になった!

それも火縄銃ではなく、WW2時代の武器!拳銃だけど・・・。

さっそく拳銃・ルガーP08を召喚した。


「まあ、石入れタオルよりはマシだよね・・・。 でも、これでもまだ心もとない。 とにかく自分の状況確認をしながら、確認だっ!」


ステータスは雑魚でもスキルは有能で、『鑑定』と『四次元収納』のスキルのおかげで、ゴブリンのどこが討伐確認の場所かを知ることができ、ドイツ軍の銃剣をナイフ代わりに使って、右耳を切り落としから収納し、辺りを見渡す。 食べられそうな木の実を拾いながら、一番大切なことを思い出す。

 

「あっ!そうだ!人!ん?人の声?」


とっさに木の陰に隠れると、中世の鎧を着た一団が女性の名前を呼んでいた。

その一人が、ゴブリンに縛られ、運ばれていた女性に気が付き、駆け寄ってきた。 どうやら探し人は彼女のようで、安堵の表情を浮かべている一団が。

意識の戻らない彼女を隊長らしい人が抱きかかえ、来た道を戻っていた・・・。


「助けが来たなら良かった。 さて、少し時間を空けてから経験値でも稼ぎますか!」


俺はサイレンサーも召喚し、実装してから森の中を歩き回る。

この森はゴブリンだけではなく、オオカミやイノシシの様な魔物や虫系もいるらしく、カマキリのオバケのような魔物には、本気で参った。 拳銃が体には効かず、弾も鎌で切られてしまうからだ。

スキルで、弾倉を排出し、『装填』と唱えれば、次の弾倉が装着されるとはいえ、10発以上撃ち込んでもびくともしないのは、流石に死の恐怖がある・・・。

最後は大ぶりの鎌の根元を撃って、胸をがら空きにさせ、接近して顔に弾丸を撃ちまくった。

鎌が振られないように足で押さえてから撃った。

流石に目や口の中は、柔らかいらしく、何とか討伐し、レベルが上がり、手榴弾開放と討伐照明の両手の鎌を手に入れた。


「・・・。 マジで勘弁してくれ・・・。 ガチ目に・・・。」


マンティスを討伐して、手榴弾が開放されてからは、かなりやりやすくなった。

苦労したマンティスも3個で片が付いた。

だが、落ち着ける場所を確保したことで、詳しく見てみることにした・・・。


横川雅勝 15歳


LV5


HP 100/100

MP 20/20

攻撃 35

防御 20

魔法攻撃力 20

魔法抵抗力 10

知力 85

俊敏 45


ギフト(階級) 『3等兵』


スキル


兵器召喚LV2

兵装召喚LV1

肉体強化LV2



ステータスは、上がっていた。 しかも若くなった。 少し・・・。

最初は殆どがギリ2桁・・・。

それが今は戦える状態になれた・・・ような気がする。 


ただ、自分の持っていた道具がスゴイ事になった・・・。

持っていた部活用のカバンが異空間収納の機能を得た上に時間停止の機能も付いていた。 それ以外にも持っていた水筒は、枯れない腐らない冷たいままという物に・・・。 タオルも破れない・汚れないという機能が。 Tシャツや下着等も同様の機能が付いていた。 入れていたタブレットも非破壊・防汚・切れない充電という物に。


「タブレットが生きているのは嬉しいな・・・。 とりあえずは・・・。」


俺はぼろくなった着ていたパーカーやズボンを収納し、旧ドイツ軍軍装で統一した。

久しぶりにきれいな服は、なぜか嬉しい。 だが、まだ拳銃一丁とマチェット、手榴弾数個のみの装備ではあるが・・・。


「さて、でも拳銃一丁は・・・心許ないな・・・。 もう一丁ほしいな・・・。」


「はえ?」


レベルが上がったことで、同じ拳銃なら召喚できるらしく、左手にもルガー08が。

二丁あると、目指したくなるのが・・・『ガンカタ』スキル。

やはり練習あるのみ!


それからは二丁拳銃で戦った。

「装填」というだけで、装填される弾丸が群がるゴブリンを蹴散らす。

サイレンサーの発砲炎が光るとき、ゴブリンが頭を撃ち抜かれる。 体術も組み合わせ、独自の格闘術を身に付けていくと、乱戦でも気にならなくなった。 そうした戦闘を20日ほどすると、念願のガンカタスキルが手に入った。


「よっしゃあ!!これで戦えるぞっ!どんなもんだい!」


しかし、すでに1・2か月はここいらの森で戦闘していた。

鑑定スキルで討伐照明はカバンの中に山のようにある。 ゴブリンだけではなく、上位種やオークまで狩った。 狼などの獣も狩った上で、金に換金できる素材はしまった。 だが、いい加減夜営食にも飽きが来た。 現代風のレーションではないため、缶詰だから。

缶詰も洗った上で収納し、変な物は残さないようにした。 弾薬の薬莢は発砲後は消えるので、処理の必要はないのが助かる。


「街に・・・向かうか・・・?」


「でも、街はどっち?」


辺りを見渡しても、木だけ・・・。

とてもすぐに街道というわけには行かなそうだと、感じ取れた・・・。

とりあえず高い木に登ってみると、東方向に森の切れ目があるようで、そこに行ってみることにした。


「まあ、場当たり的だけど・・・仕方ないか・・・。」


ひとまず木から飛び降り、その方向にまっすぐ進んでみる。

どうにもならんから仕方がない!

前を向こう!

新しいスタートを切る事にした。

最近は物騒なことが多い。

私はなぜか忙しい・・・。

給料は変わらないけど・・・頑張ります!

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