表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ツイッタートレンド ギャグ偏

『正門ゲーム』

作者: 木尾方

五十歩百歩

どんぐりの背比べ

目くそ鼻くそ

全く、同じ

アイツらは理解してるのか?


最凶と言われる、風雲高校



最狂と言われる、雷鳴高校


お互いの問題児達が、ある境界を境に睨み合っている。


風雲高校のリーダー 美風颯美みかぜさつみ


雷鳴高校の番長 鳴美美雷なるみみらい


両名が子分達に鼓舞している。



「いいか!お前ら!この門は、私達の物だ!

決して雷鳴に明け渡してはならない!私たちの元に戻ってきた証を、あの者達に奪われてはならない!アイツらは、今年も ひれ伏するのだ!」


『おぉぉぉおぉぉぉぉおぉ』


美風が吠えると、子分が地鳴りを起こす。


「何を言うか!我らこそ、この門の正当なる守護者!運良く手にしたからといって、過去の戦闘では我々が圧勝している。返してもらうぞ!その羅生門を!怨み晴らしてやる!


『うおぉぉぉぉぉぉおぉ』


鳴美が激を入れると、子分が天を割る。





一触即発だ




ドン!ドン!ドン!と低い太鼓の音が鳴り響く


『行けぇぇぇぇぇぇ!!!!!』


美風と鳴美が同時に叫んだ!



お互いの戦闘の先頭を切った者は、声も上げずに、幅10センチ程の平均台を案山子かかしのように慎重に渡ってく。

お互いの陣地の中央に設置された羅生門の向かって平均台を渡って行く。

先人の両名は、ほぼ同時に羅生門の下に来た。

合間見れた両者は睨み合い、拳を付き合わせた。


『せーの』

『最初はグー』

『じゃんけん、ポン!』


風雲高校の生徒が、じゃんけんで負けた。

負けた生徒は、平均台を降りて雷鳴高校の捕虜となった。

勝った雷鳴高校の生徒は、風雲高校の陣地に平均台を走った。

風雲高校の二番手の生徒が平均台に登り、平均台を走り出した直後に落ちてしまった。

落ちた風雲高校の生徒は、泣きながら雷鳴高校の捕虜となった。

雷鳴高校の一番手が風雲高校に迫る。

風雲高校の三番手が、陣地半分辺りで雷鳴高校の先陣の前に立ちはだかった。


『せーの』

『最初はグー』

『じゃんけん、ポン』

『アイコでしょ』

『アイコでしょ』

『アイコでしょ』

今度は、雷鳴高校の三番手が勝った。


雷鳴高校の三番手は平均台をかけ上がる


風雲高校も二番手が羅生門に向かって走り出す。



『頑張れ~』

『フレー、フレー、風雲』


『イイぞ!イイぞ!』

『雷鳴、ファイト、ファイト、雷鳴』


『負けるな、負けるな、風雲』


『イケ!イケ!雷鳴』



美風颯美みかぜさつみは、白くて長いハチマキに長ラン白手袋の男装で応援


鳴美美雷なるみみらいは、袴姿で両手に扇子を持っての応援


お互い姉妹高校で2年おきに行われる、合同大運動会


この【羅生門争奪平均台渡りじゃんけん戦国対戦・チキチキ正門ゲーム】は、お互いの名誉をかけた合戦だった。


この羅生門を持っている年は、学校の文化祭での正門に飾られる事が許され、理事長からの融資があり、羅生門を持っている間、持っていない高校は、相手から奴隷並みの扱いを受ける。

そして、最大の屈辱が羅生門を持っている高校が相手の文化祭の正門を製作できる特権が与えられるのだ。

どんな、卑猥な作品でも飾られてしまう。

それが、卒業式まで撤去できない決まりだった。


以前、屈辱的過ぎて、夜中に壊されそうになった事があり、今では勝利した生徒達が夜通し交替をする程の行事となっている。



さて、今年はどちらに軍配が上がるのだろうか。




近隣は、目くそ鼻くそを笑うと言い楽しんでもいる。






読んで頂き誠にありがとうございます。


今日のTwitterトレンド『正門ゲーム』です。


いや~、よかった、よかった。見つかったw


やっぱり、妄想イイね。

でも、書いていると、妄想が増幅されるから、もっとイイかもw


それにしても、思い付きで、書いたヒロインの名前、覚えておこw


それでは、またお会い致しましょう。

木尾方きおかたm(._.)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ